砂時計の詩
一晩に10cmほど積もった雪の除雪作業をしました。
実家の方では、ご近所の方が早くから出て、声をかけながら共有道路の除雪作業をしていました。遅れて行ったため、かなり作業が終わっていました。「すみません。」「ありがとうございます。」と声をかけながら、一緒に作業をしました。
次に自宅の方に戻って、家の前の道路の除雪作業です。
こちらは、高齢者が多いためか、それとも気にされていないためか誰も除雪作業をされません。ここに居を構えてから、これだけの量の雪が積もったことがなく、初めてなのでよくわかりません。
共有道路のように出入りに困る道路ではないので、意識が違うのかもしれません。
でも、散歩で歩く人の通り道や子どもたちの通学路にもなる生活道路なので、自然に雪が解けるのを待つ事はできないと思い、一人で50m程の道路の除雪作業をすることにしました。
道路脇に農業用水路があるので、作業としてはそれほど大変ではありません。
道路に沿って作業をしながら、ついでにご近所の方の玄関先の雪も取り除き、自宅から道路に出やすいようにしました。
この時に、作業をしている姿を誰かに見てもらいたがっている自分がいることに気付きました。ご近所の方から「ありがとう。」と声ををかけてもらいたいがっています。
どうも純粋に人のために作業をしているわけではないように思いました。
ちょっと気になったので、自分を見つめてみました。
「人のために働く自分」と「認めてもらいたい自分」がいます。
「人のために働く自分」(A)
・人の役に立つ行動をすることが素晴らしいと考えています。
・安全に生活できる場を作ることは大切だと思っています。
・歩いている人が、道路に意識を向けずに歩いている様子が浮かびます。
・穏やかな感じがします。
その自分が得たいもの → 安全安心
「認めてもらいたい自分」(B)
・喜ぶ顔を作る自分だと思っています。
・感謝されるのを願っています。
・自分には人の役立つ力があると思っています。
・気づいてもらえない不満があります。
その自分が得たいもの → 自信
この両者が補って目指す目標は?
地域の人々が穏やかな生活が送れる環境を築く
目指す世界のイメージ
私はBの「自信」を使って、地域に潜む危険を見つけ、Aの「安全安心」を使って、危険を回避するための対策を提案し、住民と共に活動する世界を築きます。
・お互いに声を掛け合ったり、支え合ったりする姿が浮かびます。
・弱者を守ろうとする動きが見えます。
・感謝の声が飛び交っています。
・笑顔が一杯溢れ、心が穏やかな感じがします。
・アイデアが次々と浮かんでくるワクワクした気持ちになります。
もっと視野を広げて、地域を見つめることの方が、大切な感じがします。
作業を見てもらいたがっていた私は、目の前にぶら下がった人参を欲しがっている馬のように見えます。
自分を見つめることで、人を巻き込まず、一人で精一杯取り組んでいる自分のよさと課題を見つけることができました。
地域は住んでいるみんなで築くものだと改めて気付きました。