なぜ生きづらさは続く?どうすれば克服できる?
*この記事は公式サイト内ブログからの引用です*
こんにちは!
自称、子どもの心の代弁者!
子育て感情トレーナーの高澤です。
ところで、、、
お腹が痛いときに
頭痛用の鎮痛剤を飲む。
腰が痛いときに
整腸剤を飲む。
なんて変なこと
しませんよね?
体だとこんなことしない!
的な当たり前のことが、
心となるとそうでないことが
結構多いんですよね。
たとえばこんなこと
やったことないですか?
子どもを怒鳴るのやめたいから
子どもへの適切な関わり方が
書かれたノウハウ本を読む
パートナーに「ノー!」を
言えないのが嫌だから
自己主張セミナーに参加
これ、行動を変えようと
頑張る取り組みです。
もちろんこれで
うまくいけばOKですが、
そうならないことが大半。
【ポイント1】
なぜなら人の行動は
感情に左右されるから
すでに怒りが湧いたときに
自分を落ち着かせよう!
穏やかに行動しよう!
などと頑張っても
そうそうできるものではない。
だから行動を変えたいなら
それより先に
*感情
を整える必要があるんです。
でもきっとこんな体験も
してきたのではないですか?
イライラしてる自分に
「落ち着け!落ち着け!」
と言い聞かせるけど
どうにも落ち着けない!
なんて体験です。
感情を直で
整えようと言われても
そもそもが
/
感情ってなんなん!
\
って話です。
それ、どこにあるの?
何したら落ち着けるの?
それがわかれば
手の打ちようが出てきますね。
ということで、、、
【ポイント2】
感情とは
*身体の反応の総体
たとえば怒り。
・頭がカーッと熱くなる
・呼吸が荒くなる
・目がカッと開く
・肩や腕に力が入る
・手のひらに汗をかく
・胸がドキドキする
・口が渇く
などなど
こういった
『身体の反応のセット』
が感情です。
身体の反応の仕方が
その時々で異なる
↓
感情の感じ方が異なる
↓
行動が異なる
ってことです。
たとえば上で書いた
怒りのケース。
もし同じ人が同じ状況で
先の「熱い」系の反応ではなく
・後頭部がヒヤッとした
・背筋がゾクッとした
・力みではなく震えが出た
なんて「寒い」系の反応が
現れていたとしたら、
そのときの感情は
『怒り』ではなく『怖れ』。
こんなふうに
場面が同じであっても
身体の反応が違えば
感情も異なるのです。
ということで、、、
【ポイント3】
動揺した感情(≒心)を
落ち着かせたいときは
身体の反応を落ち着かせるべし
これに役立つ方法は
世の中にたくさんあります。
たとえば
*ヨガ
*マインドフルネス瞑想
あたりはとてもメジャー。
それに最近流行りの
専門的療法を加味するなら
*ポリヴェーガル理論
に基づく神経エクササイズ
なんてのもおすすめです。
ですが、
新しいことを続ける!
しかも自力だけで続ける!
のが非常に困難なことは
ご承知の通りですね。
なぜなら
◆何かをやる
自体は簡単でも
◆何かを続ける
をできない人が大多数。
歯磨きと同じで
習慣化まで辿り着ければ
先のようなことをやるのも
大した労力にはなりません。
が!しかし!
習慣化に至る前に
挫折する人がなんと
多いことでしょうか(涙)
ということで、
歯磨き習慣化できないなら
せめてうがいくらいやっとけ!
レベルのものをお届けします。
それはこの3点セット。
↓
↓
↓
★=========★
①身体に意識を向けて
②深呼吸しながら
③ストレッチ
★=========★
感情的な動揺に気づいたら、
なんとなくモヤっとしたら、
頭の中がぐるぐるなってたら、
気持ちが落ち着かなかったら、
いや!何がなくても
寝る前くらいは、
とにかくこれだけやっとけ!
的なものです。
*感情≒身体の反応の総体
でしたよね。
だからこそ
心が落ち着いているときの
身体の状態を作り出せば
良いだけの話。
超シンプルで
パワフルな方法が
先の3点セット。
超おすすめです(*≧∀≦*)
が、これすらやらない、
2〜3日ですぐやめる、
なんて方が多いのも事実。
それってなぜ?
それは、、、
「これで楽になるはずない!」
「これで楽になるなら苦労ない!」
「こんなの役に立たない!」
「もっといい方法あるはず!」
こんなふうに
頭の中の思考に引っかかって
手足が止まる人が非常に多い!
これは方法論の
良し悪しの話ではなく、、、
・
・
・
/
思考と事実を
見分けられてない!
一緒くたに
なっちまってる!
\
という別の課題です。
これはこれで
取り組んで改善すると
人生がグンと楽になる
ものではありますが、
それはそれとして
思考がなんじゃかんじゃと
ヤなこと言ってきても、
華麗にスルーしながら
先の3点セットだけは
やってみてくださいな。
続ければ続けるほど
徐々に感情の落ち着きを
体感できるようになりますよ。
最後に、
心理学の授業や
心理療法のワークショップで
耳タコな話をお届けします。
・
・
・
ある人が夜中に
電柱の下で何かを
探していました。
それに気づいて
「探し物ですか?」
と尋ねた。
するとその方
「お金を落としたんです」
と。
そこで
「一緒に探しましょうか?」
と申し出た。
するとその方
「大丈夫です。
だってお金はここに
落ちてませんから」
とのこと。
理由を尋ねると、
電柱から十数メートル
離れた先に自販機があり、
そこでお金を落としたと。
だったら電柱の下に
落ちてるわけがない。
だからまた尋ねてみた。
「なぜ落ちたとこではなく
電柱の下を探してるんですか?」
帰ってきた答えは、、、
「だって自販機の周りは
暗いでしょ?
ここは電柱の電灯があるから
すごく明るいんです」
・
・
・
私たちもこんなこと
実はしょっちゅうやってます。
行動がまずい!
ってのは見えてる。
だからそれを変えなくちゃ!
ネガティブ思考がまずい!
ってのは見えてる。
だからそれを変えなくちゃ!
落としたお金は
明るい場所ではなく
落とした場所でないと
見つかりません。
心もこれと同じ。
手をつけるべきは
「見えている場所」
とは限りません。
というか
そうでないことが大半。
過去の私がそうでしたが、
「自分だけでやり遂げる!」
が行き詰まる理由がこれです。
心はお金と違って
目に見えない。
だけど人は
「見えているもの」
しか手をつけない。
だから
行き詰まるのは
実は自然な結末。
ということで
電柱のふもとを探す!
なんてことに陥らないよう
くれぐれもご注意召されい!