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クロスを長持ちさせる方法

川端伸二

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テーマ:【内装】クロスの張替

クロスを守る秘訣とは

毎日見ていると気づかないものですが、壁のクロスは汚れやすく、変色しやすく、生活臭がついています。しかし、日ごろのちょっとした心がけで、美しさを維持することができ、耐久年数を伸ばすことができます。クロスを長持ちさせる方法は以下のようなことです。

これだけでも違う日ごろの心がけ

●まず、できるだけ直射日光を避けることです。紫外線を浴びて変色したクロスは元に戻すことができません。カーテンやブラインドなどで日よけすることをおすすめします。UVカット機能のあるカーテンを利用するのも良いでしょう。

●こまめに換気をすることも大切です。タバコの煙やキッチンの油煙などはクロスを黄色に変色させます。また水蒸気による結露は、シミやカビの原因となります。エアコン、除湿器、換気扇などを使って、喫煙中や料理中だけでなく、こまめに換気や除湿を行いましょう。

●家具と壁面の隙間を空けることも大事です。密着させていると家具に含まれる色素で変色する場合があります。また、テレビや電化製品を密着させるとスス焼けを起こす場合がありますので注意しましょう。ほんの少しの隙間で、壁紙の変色を防ぐことができます。また天井の照明も、クロスの保護のためには吊るすタイプが良いです。

●スプレー式の塗料、化粧品、殺虫剤などを壁に吹き付けないよう注意しましょう。これも汚れや変色の原因となります。

●ポスターなどをセロテープで貼り付けることもクロスには良くありません。時間の経過とともに接着剤がクロスに移り、汚れや変色の原因となります。

●またクロスは熱風や高温によって変形、変色することがあるので、ストーブなどを壁の側に置かないようにしましょう。

●家具の移動の際などは、傷をつけないよう、また傷がついてしまったら補修をしておきましょう。

お掃除のすすめ

以上のことを実行するだけで、クロスの維持に効果があります。

壁は家の面積の大部分を占めていますので、クロスの状態によって部屋の快適さも変わってきます。壁が美しいと、部屋全体がスッキリとして見え、空気まで澄んでいるような気がします。普段のお掃除の中に、壁の掃除も取り入れてみてはどうでしょう。

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川端伸二
専門家

川端伸二(建築家)

株式会社 ジェイ・テック

長年培った清掃のプロの目で、デザイン性と掃除のしやすさのバランスを考えたリフォームを提案。リフォーム後も、洗剤選びや掃除の仕方などのサポートが充実し、アフターフォローも安心。

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