コラム
壁と天井のクロスの選び方
2015年10月19日
壁紙よりも明るいクロス
天井用クロスと壁用クロスは、別々に考えるのではなく、トータルコーディネートで選びましょう。
天井は直接、照明が当たらないため、実際の色よりも暗く見えるものです。
したがって、天井クロスは壁紙よりも明るい色を選ぶと、お部屋が明るく、かつ広く見えます。
逆に天井クロスを壁クロスより濃い色にすると、落ち着いたムードになります。
一般的には天井クロスの色は白系が多いです。部屋が広く見え、明るくなるからです。ですからリビングなどには白系、または壁よりも明るい色をおすすめします。天井が低い場合も、白いクロスを張ると高く見える感じがします。
さらに床→壁→天井と、明るい色に移行していくと安定感が出て、天井が高く見える視覚効果が得られます。
また、壁と天井に同じの無地の壁紙を使うと、境目がなくなり、スッキリとした印象になります。「白は明るすぎる」と感じる場合は、少し色を入れたものが良いかもしれません。表面がツルツルしたものではなく、凹凸のある素材をおすすめします。
壁紙よりも暗いクロス
寝室などのプライベートルームやトイレなどをシックにまとめたい場合は、天井クロスの色は壁の色よりも濃い色を選ぶと良いでしょう。ただし濃すぎると圧迫感を感じますので注意が必要です。天井はストライプなどの方向性のある柄は不向きです。また、あまりにメリハリの効いた柄を選ぶと、目にちらついて眠れなくなりますので、落ち着いたトーンで大柄のものを選ぶか、もしくは無地を選ぶのが良いと思います。壁クロスに柄物を使う場合は、天井は無地にしたほうが無難です。
色は広がると明るくなる
天井のクロスも壁のクロスも、次の張り替えまで長く使うものですから、個性的なものよりも、飽きのこないベーシックなものをおすすめします。
色はカーテン、家具、照明などでも取り入れることもできますので、それらに合わせやすい色を選ぶと良いでしょう。
注意したいのは、色は面積が大きくなるほど明るく見えます。10㎝四方のサンプルで、ちょうど良い色だと思っても、壁一面に広がると、思ったよりも白っぽく見えるものです。サンプルで選ぶ場合はイメージよりも濃いものを選ぶように心がけると、ちょうど良いかもしれません。
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