第4回 情報リテラシー教育の重要性 ― AI時代を生きる子どもたちに求められる力

「教育とは何ですか?」
もしそう聞かれたら、皆さんはどのように答えるでしょうか。
学校で勉強を教えること。
先生が子どもたちに知識を伝えること。
もちろん、それも教育です。
しかし、私はこれまで様々な現場を経験してきた中で、教育にはもっと広い意味があると感じるようになりました。
教育は学校だけのものではない
教育というと、多くの人が学校を思い浮かべます。
しかし、私たちは学校を卒業した後も、ずっと学び続けています。
仕事を覚えること。
後輩を育てること。
子どもに生活習慣を教えること。
地域活動で経験を伝えること。
これらもすべて教育ではないでしょうか。
私は店長としてスタッフを育成し、ICT支援員として学校現場に関わり、現在は生成AIの活用を伝える活動にも取り組んでいます。立場は違っても、共通していることがあります。
それは、「相手の成長を支える」ということです。
教えることだけが教育ではない
教育という言葉を聞くと、「教える」という行為を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし私は、教育とは教えることだけではないと思っています。
時には見守ること。
時には一緒に考えること。
時には失敗を受け止めること。
相手が自分の力で一歩前へ進めるよう支えることも、教育の大切な役割です。
知識を与えることはできます。
でも、成長するのは本人です。
だから教育とは、「答えを与えること」ではなく、「成長する力を育てること」なのではないでしょうか。
AI時代だからこそ考えたいこと
今、生成AIは目覚ましい勢いで進化しています。
分からないことがあれば、AIが答えてくれる時代になりました。
文章を書き、画像を作り、プログラムまで作成してくれます。
では、これからの教育はAIに任せればよいのでしょうか。
私はそうは思いません。
AIは知識を提供することは得意です。
しかし、
「なぜ学ぶのか」
「何のために学ぶのか」
という問いに向き合うのは、人間にしかできません。
教育とは、知識を増やすことだけではなく、人としてどう生きるかを考えることでもあるからです。
私自身も学び続ける一人
私は65歳になった今も、新しいことを学び続けています。
生成AI、英語、新しい仕事への挑戦。
若い頃に比べれば、覚えるのに時間がかかることもあります。
それでも学び続けたいと思うのは、学ぶことで新しい世界が見えてくるからです。
教育とは、子どものためだけにあるものではありません。
大人にも必要です。
そして、年齢に関係なく、人は学び続けることができます。
この連載で伝えたいこと
この連載では、学校教育だけでなく、
家庭での教育。
企業での人材育成。
ICTや生成AIとの付き合い方。
そして、生涯にわたる学びについても考えていきたいと思います。
教育には、決まった答えがあるわけではありません。
だからこそ、多くの現場で経験してきたことや、私自身が学んできたことを通して、皆さんと一緒に「教育とは何か」を考えていけたらと思っています。
教育とは、未来をつくることです。
そして、その未来は子どもたちだけでなく、私たち大人の学びによってもつくられていくのではないでしょうか。
次回は、
【第2回】「教える」と「育てる」は何が違うのか
についてお話ししたいと思います。
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