国語の学びとICT教育の融合が子どもに与える新しい効果

「教育に関わっている人は、子どもの頃から勉強が好きだったんでしょう?」
そう思われることがあります。
でも、実は私はそうではありませんでした。
むしろ子どもの頃の私は、「勉強のやり方が分からない」子どもだったと思います。
勉強が嫌いだったわけではありません。
ただ、どうやって勉強したらいいのか、その入口が見えなかったのです。
教科書を開いても、何をすればいいのか分からない。
ノートの取り方も分からない。
覚え方も分からない。
今振り返ると、「勉強しなさい」と言われることはあっても、「勉強のやり方」を教えてもらう機会はあまりなかった気がします。
だから私は、勉強が苦手だったのではなく、「学び方」を知らなかっただけだったのかもしれません。
それから何十年。
私は様々な仕事を経験してきました。
店長として人を育てる仕事、販売や接客、ICT支援員として学校で子どもたちや先生方を支える仕事、そして今では生成AI活用支援にも関わっています。
不思議なことに、どの仕事でも最後は「教育」に行き着きました。
新人スタッフに仕事を教えること。
お客様へ分かりやすく説明すること。
先生方へICTの使い方を伝えること。
子どもたちの「分かった!」を支えること。
全部、教育だったのです。
そして現場で感じたことがあります。
人は「できない」のではなく、「やり方が分からない」ことが多い。
これは子どもだけではありません。
大人も同じです。
パソコンが苦手な人も、スマホが苦手な人も、AIが難しいと思う人も、
「向いていない」のではなく、「入口」が見えていないだけかもしれません。
教育とは、知識を教えることだけではないと思っています。
その人に合った入口を見つけること。
私はそう考えています。
この連載では、ICTだけではなく、教育全体について、そして私自身が現場や
人生の中で感じてきたことも交えながらお話していきたいと思います。
学校の話だけではありません。
子育て、仕事、人材育成、大人の学び直し。
「学ぶ」ということを、一緒に考えていけたらと思っています。
次回は、
「『勉強のやり方』はなぜ教えられていないのか」
についてお話ししたいと思います。
Today's English Phrase
Learning starts with knowing how to learn.
(学びは「学び方を知ること」から始まる)
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