年末だけ現れる営業さんは記憶に残らない

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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12月になると、営業さんが増える。

「今年も大変お世話になりました」
「ご挨拶に伺いました」

この時期、名刺入れが妙にパンパンになる。

年末営業は、ちゃんとしている

丁寧だし、感じもいい。
時間も守るし、言葉遣いも完璧。

なのに──
年が明けると、顔を思い出せない。

覚えてもらいに来ている“はず”なのに

営業の目的は
「自分を覚えてもらうこと」

これは正しい。

でも年末だけ来る人ほど、
“記憶に残らない動き”をしている。

なぜか。

年末は「人が一番、誰の話も覚えていない」

12月の頭の中はこう。

・年内締め
・来年の準備
・忘年会
・体調
・カレンダーの赤丸

そこに
「今年もお世話になりました」が
追加されても──

・・・正直、入らない。

年末の挨拶は“安心用の行動”

年末営業は、相手のためというより

「行っておいた方が安心」
「来年気まずくならないため」

という、自分の不安処理に近い。

だから悪くはない。
でも、残らないんだな。
そういった人程、売り上げ低いか穴がある。

記憶に残る営業は、季節を選ばない

覚えている営業さんは、12月じゃない。

・何でもない月
・忙しくないタイミング
・用事がない日に、短く


そういう時に来た人。

まとめ

年末の挨拶回りは、
やらないよりは、やった方がいい。

とはいえ、それだけで覚えてもらえるほど、12月は空いていない。

営業は、
「12月に来た」より「来た時期と回数」

覚えてもらうなら、
年末じゃない日に
ちゃんと一度、顔を出す。

それだけで、記憶の残り方はまるで違うんです。

捉え方を変えて機会を掴むことも大事

とはいえ、私の場合は「今がチャンス!」と感じるタイミング。

「8月30日に小田部4丁目に産業カウンセリングルームを作りました~」
の宣伝を兼ねて近所の企業へ、飛び込みでご挨拶回りをしています。

何故なら、年末の今時期に、ご挨拶周りが多いこの時期は飛び込み営業のハードルが低い。
新参者で見知らぬ私がご挨拶というのでしたら、通常なら「とっとと帰ってください」状態。

年末のこの時期は、ご縁などなかった企業も時期的に受け入れてくださる。
そんな心持ちの体制が整っているからと考えて行動あるのみです。

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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