がんばってるのに報われない気がする気分の時に読む話
忘年会が苦手な人が増えるのは?
12月の風物詩はいつも会話が少ない人たちと交流する時期もセット。
忘年会が好きな人もふえるのですが、苦手な人も合わせて増えるようです。
それは、“社交電池の冬眠期”に入るから。
12月の金曜19時。
駅前の居酒屋が、まるで「人間の強制シャッフル会」みたいな熱気で満ちるのは風物詩。
玄関には、上司と部下が肩を並べて
「あっ……どうも……」
と、普段なら絶対に交わらない挨拶を交わしますね。
この時点で、すでにみんなの社交電池は20%くらい削られている状況。
会場に入ると、
唐揚げがテーブルを埋め、
グラスがカンカン鳴り、
知らない誰かがなぜか“今年のMVP”みたいに語り始めている。
私は、そういった方がいるとき程こそ、その場にいて有難いなぁと思うたちです。
放電する瞬間は“ちょうどいい笑顔”を振りまくとき
ここで忘年会が苦手な方が一番しんどいという話では、
「別に仲良くなりたいわけじゃない人に、ちょうどいい笑顔を提供する作業」
だと言うことを良く伺います。
しかも12月は、
・仕事の締め
・家の準備
・未来への不安
・寒さのダメージ
これが重なっている“社交電池残量:15%”の月。
にも関わらず、
忘年会は問答無用で「MAXで楽しめよ」
という圧が笑顔と共にやってくる気がするわけで。
気持ちがナーバスであれば心のバッテリーを消耗させてしまいがち。
そんな時に、あなたの電池が、放電ランプの点滅状態だったら厳しい。
そして乾杯の瞬間、賑わいの中で気が付かれない素振りをしているのですから誰も気づきませんよ。
そんな中で脳裏をよぎるのは
もういいから、早く帰りたい
こういった忘年会が苦手だと感じている人ほど、
実は“対人感受性が高く、調整力のあるタイプ”の場合が多いモノ。
だから場の空気を読みすぎて疲れることが多くて。
つまり、あなたは内向的でもダメでもなく、
12月にだけ不利な優しい生き物に変化してしまっているだけかもしれません。
今年無理でも来年の決意
今年はいつもの通りにちょうどいい笑顔を提供。
そして、来年はこう言ってみるのも一つ。
私、12月は冬眠期間なので、年明けに元気に飲みます
そんな上手な断り方や会話の内容の工夫も、人間力の一つ。
人としての深みが増す自分を育てる機会とすると、今日の気持ちも少しは軽くなるものです。




