卒業生へのメンタルマネジメント: 新たな段階への準備
明日は当たり前に来るものじゃない
もし、明日死ぬとしたら、今日のあなたは何を選びますか?
そんな言葉に出会ったのは、ひすいこたろうさんの本を開いたときでした。
タイトルは少しドキッとするけれど、ページをめくるたびに、
“死”ではなく“生きること”に向き合う時間が始まっていきます。
最後のお茶だと思って飲んでみる
私は、講義の前にお茶を一杯飲むのが習慣です。
そのお茶が「人生最後の一杯」だとしたら?
そう思って湯呑みを手に取ると、湯気の立ち方さえも、少しだけ愛おしくなります。
……ただ、最後のお茶が紙パックの麦茶だったらどうしよう、というツッコミも心のどこかに。
ですが、そういう日常の“ズレ”も含めて、なんだか生きてるって感じがします。
心の棚をそっと開けてみる
この本には、人生を見つめ直すための問いがいくつも登場します。
自分に向き合う問いは、答えを出すためだけにあるのではなく、
「今の自分」に気づくための、静かな鏡のようなもの。
私は読みながら、心の中の棚をひとつずつ開けていくような感覚になりました。
あ、ここにむか~しやろうと思っていた夢がしまってあったんだな、とか。
あの人に言いたかった「ありがとう」が残ってたんだな、とか。
今日という一日が、誰かの安心になるように
講義も文章も、誰かの心にそっと寄り添うために。
この一日が、誰かの「大丈夫」になることを願って。
そしてその「誰か」には、自分自身も含まれていいのだと思います。
明日はどうなるか誰もわからない
選ぶことは、生きること。
最後の一杯のお茶のように、
誰かの言葉のように、
今日という一日は大事に過ごしてみませんか?。
ちなみに私は、冷蔵庫のプリンを「明日食べよう」と思っていた。
ですが、この本を読んでからは、ちゃんと“今日”食べるようになりました。
(プリンは、明日まで待ってくれないこともありますしね)
あなたはどう過ごしますか?
あなたが今日、大切にしたいものは何ですか?
それは、誰かの笑顔かもしれないし、
自分の機嫌かもしれない。
あるいは、冷蔵庫のプリンかもしれない。( ´艸`)
どれも、ちゃんと大切です。




