“察してほしい圧”が人を遠ざける

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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9月に増える心の誤作動

重すぎる “察してほしい圧”

9月は、心のゆとりが揺らぎやすい季節
夏の終わりと秋の始まりが重なる9月。

そんなとき、LINEやChatworkの通知が、
ただのメッセージではなく“圧力”のように感じられることがあります。

なんだか、凄く重いなぁ
結局は私にやらせるだけじゃん
自分のことばっかりで人の都合って完全無視
できないことばかり並べて、ただやりたくないだけでしょう

そうった気持ちが強すぎると、受け取る側の心にも誤作動が起きてしまうのです。

先日のセッションで出てきた話

「最近、LINEが来ると、ちょっと怖いんです」と話してくれました。

返信しないと、また何か言われるかも
忙しいって言っても、わかってもらえない
やりたくないことを押し付けられる

そんなふうに、相手の“察してほしい圧”が強すぎて振り回され気味。

その結果、返信するのがしんどくなって、
既読をしたくなくて距離を取る行動を始めたようです。

察してほしい気持ちが圧力になるとき

「気づいてほしい」
「わかってほしい」
その気持ちは、誰にでもあります。

ですが、それが強くなりすぎると承認欲求から無理強いをしがち。
自分のための自己満足は。相手にとっては 単なる“圧力” にしか感じません。

なんで返信くれないの?から、
私のこと、どうでもいいの?に変わる

そんな言葉と気持ちが重なると、相手は “責められている” ように感じてしまいます。

そして、防衛本能が働き誤作動が起きる。

もう返信したくない
距離を置きたい
関わりあいたくない

それは、心が自分を守ろうとした結果なのかもしれません。

まとめ

9月は、心のゆとりが揺らぎやすい季節。
“察してほしい” と “察しての圧がしんどい” と感じるとき。
それが過剰に感じ始めると負のスイッチと共に心が誤作動をおこします。
圧がしんどいと感じる心は、その人から距離を取りはじめ心がドンドン離れる。

自分の自己満足を満たすことに気持ちが傾いてしまう前に、

  • 相手のペースを尊重できていたかな?
  • 伝え方が詰めすぎていなかったかな?
  • 少しでも逃げ場を残せていたかな?

そんな問いを、自分に向けてみること。

ほんの少し 自分にも相手にも “ゆとりある言葉” を選ぶ。
それだけで、関係性が変わります。

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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