9月に入る負のスイッチ:自意識過剰は心の中の“予測過剰”

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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まだ起きてないことを想像する方が増える9月。
私も含めて、些細なコトなのに、どうしてか勝手に話を大きくしてしまうんです。
何故でしょうね?

「きっと、あの人はこう思ってる」
「また迷惑かけたって思われてるかも」

そんなふうに、まだ起きていないことに反応してしまうことが増える時期。

あなたはどうですか?
負のスイッチは、一度入ると”気になってしょうがない” ことが特徴です。

それが“自意識過剰”だったとき。
心の中では、予測と防衛がフル稼働している状態。

誰も何も言っていないのに、
自分の中だけで、勝手に傷ついてしまう。

先日の産業カウンセリングセッションで出てきた話

先日の産業カウンセリングの時に

最近、誰かに何か言われる前から、
「どうせ無理。きっと上手くいきっこない。」
そんな風に思ってしまうことが楽だと感じて。
理由は、上手くいかなかったとき「やっぱりね」と思えるから。(苦笑)

と話してくださいました。

そうですねぇ。
ざっくりとお伝えすると、

上司に報告する前から「またダメ出しされるかも」と思ってしまう。
同僚に相談する前から「また頼るのかって思われるかも」と感じてしまう。


ということです。

ですが、詳しく伺っていくと、
誰もそんなことを伝えていないんです。

普通に受け止めている。
というよりも、「凄い」というほどの評価が高いのです。


それなのに、ご自身の受け止め方は “傷ついた後” の感情が動いていたのです。

自意識過剰は、否定的予測と防衛の暴走

自意識過剰って、ただの気にしすぎじゃありませんよ。
むしろ、心が先回りして、予測と防衛を繰り返している状態。

「こう言われるかも」
「こう思われるかも」

その “かも” が積み重なると、
まだ何も起きていないのに、先回りした感情で心が疲れてしまう。

そしてその疲れが、苛立ちや八つ当たりに変わることもある。

誰かに言われたわけじゃないのに、
誰かに責められたような気がしてしまう。

まとめ

自意識過剰は、心の中の “予測過剰” です。

誰も気にしていないことに、勝手に傷ついてしまう。
でもそれは、責任感や優しさの裏返しでもあります。

誰かに迷惑をかけたくない。
ちゃんとしたい。

そう思うからこそ、先回りしてしまう。

もしも「誰かにどう思われてるか」が気になっていて、
“まだ起きていないこと” に対してならば、
自意識過剰スイッチがオンになってますよ。

起きていないことが気になったとき程こそ、
本人に直に自分の気持ちを伝えてみてください。

相手からしてみると、
「え???どういうこと??」
と驚かれるかもしれません。

心の中の未確認な想像予測を、少しだけ手放してみる。
それだけで、感情の誤作動は静かに止まります。

後は、職場などにある産業カウンセリングルームを利用すること。
そして、負のスイッチをオフにしてくださいね。

もちろん、私でも大丈夫です。
とはいえ、料金が発生します♪

なので、会社で準備されている福利厚生の一つ、
産業カウンセリングルームをご利用することが一番です。

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専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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