9月は「否定する」心のスイッチが入りやすくなる時期

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

憂鬱

9月は心に負のスイッチが入りやすくなる

~被害妄想や自意識過剰のスイッチがはいったことに気づく~

季節の変わり目に心の反応が変わることがある

9月に入ると、空気が少し変わりますね。
朝晩の気温差や、空の色、風の匂い。

それだけで、気持ちもリフレッシュされる方。
なんとなく気持ちが落ち着かなくなる方など様々。

夏の終わりと秋の始まりが重なるこの時期は、
何かしらの負のスイッチが入りやすくなるようで。

年に二回ある波:心に負のスイッチが入る人が続出中

記録を見返しても毎年同じくらいの時期に傾向がみられています。
今年も例年通り変わらず。
本人が気が付いてない負のスイッチをリセットしています。

負のスイッチは何処で入るかわからない

負のスイッチは至る所で入りやすいもの。

周囲が新しいことを始めたり、
前向きな動きを見せたりする場合に劣等感を感じやすくなる。

そうすると、誰も求めていないことを想像してしまい、必要以上の期待を背負っていると勘違いして動けなくなる。
他にも独りよがりに大きくしてしまい、小難しくしてしまって考えすぎる。

そんな時に、焦りや不安が重なることがあれば、ちょっとした言葉や態度に反応しやすくなるのかもしれませんね。

人それぞれなので詳しくは伝えられないのですが…。

被害妄想や自意識過剰に気づく瞬間

  • 職場で「最近どう?」と聞かれただけなのに、「何か思われているのかな」と不安になる。
  • 友人のSNS投稿を見て、「自分は何もできていない」と落ち込む。
  • 誰かの元気さがまぶしくて、痛くて、「なんであの人はあんなにできるんだろう」と思ってしまう。
  • 誰かのブログを読んでいて、なんだか腹立たしくなる。

そういった反応は、この時期特有の感受性が高まっているからこそ起こるものかも。

事実よりも「そう感じてしまう自分」が先に立つことは、誰にでもありますよ。
ですが、負のスイッチの怖さは気持ちが止められないこと。
負のスイッチが入った状態の気持ちをぶつける場は、もれなくインターネットの投稿や書き込み。

そして、終わることのない負のスイッチ延長線上で行き過ぎてしまう。
調整できない感情のまま、攻撃的な文章を入れることで、気が付いたら自分が名誉棄損や誹謗中傷をした加害者として調査されていることも。

自分を責めずに、少しだけ視点をずらしてみる

とはいえ、「こんなふうに感じるなんて、性格が悪いのかな」と思う必要はありません。

誰かの言葉や態度を、自分への評価だと受け取ってしまうのは、
負のスイッチが入りやすい時期に起こる自然な反応です。

そんなときは、少しだけ色んな所から距離をとってみてください。
SNSを見ない日をつくる。
「今はそう感じやすい時期なんだ」と認識するだけでも、心は少し落ち着きます。

誰かを責めなくても、自分を守ることはできます。
誰かの光を、自分の否定と結びつけなくても大丈夫です。
動けない日があっても、それはそれでいいのです。

まとめ

9月は、何かしら心に負のスイッチが入りやすい季節。
ちょっとした言葉に傷ついたり、誰かの元気さに焦ったり。

そんな自分に気づいて落ち込むこともあるかもしれません。
それは「ダメな自分」ではなく、「反応しやすい時期の自分」です。

動けない日があっても、自分や誰かを責めなくても、
自分のペースで過ごしていいのです。

季節が変わるときは心も移ろいやすい。
とはいえ、9月に入ると本当に増えるんですよ。
動いてみたら、大したことなくて、「早くやっておけばよかったって」声もセットです。

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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