感情の風向きって、どういうこと?

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

備長たん

感情の風向き──。
誰かの一言で、空気は変わる。
空気って、思った以上に誰かが動かすもの。

さっきまで穏やかだったのに、急にピリついた
誰かが入ってきた途端、場の空気が変わった
その一言で、風向きが変わった気がする

そんな経験、ありませんか?

空気は見えないけど、ちゃんと動いてる。
今回は、言葉や気配が場の“風向き”を変える瞬間について書きます。

風向きが変わると、空間の流れが変わる

風向きが変わると空間の流れは変わります。
感情も同じ。
誰かの言葉や態度によって、場の空気が一気に動き出します。

追い風になる言葉

  • それ、面白いね
  • やってみようよ
  • 一緒に考えてみようか


こういった言葉は、空気が前向きに流れます。
風が背中を押してくれるように、誰かが動き出すもの。

向かい風になる言葉

  • それ、無理じゃない?
  • 前にも失敗したよね
  • なんでそんなことするの?


こういった言葉は空気が止まります。
風が前から吹くように誰も動けなくなる。

乱気流になる言葉

  • は?意味わかんない
  • それ、常識でしょ?
  • …(沈黙の圧)


こういう言葉や態度は空気が不安定になりがち。
風向きが読めなくなることで誰も動かなくなるのです。

「へ〜」ポイント:風向きは、誰かの“気配”でも変わる

言葉の風向きは、誰かの“気配”でも変わるものです。
ある人がいなくなったら風は穏やか。
ある人が返ってくると乱気流に突入する職場は上手くいかない。

  • 言葉だけじゃなく、表情・姿勢・間の取り方でも風向きは変わる
  • 誰かが深くうなずくだけで、場が前向きになることも
  • 腕組み+無言で座ってるだけで、場が冷え込むことも
  • 風向きは言葉と気配の共同作業。


空間は、誰かの“ちょっとした動き”で、簡単に流れを変えるんです。

感情の風向きを整えるには?

  • 「問いかける」言葉を使う → 風が循環する
  • 「笑い」を挟む → 風向きがゆるむ
  • 「余白のある言葉」を選ぶ → 風が通りやすくなる
  • 「沈黙を怖がらない」 → 風が自然に止まる時間も大切


これって、空間づくりというより“風の読み方”。

まとめ:今日の空気、どっちに流れてますか?

感情の風向きは、誰かの一言で変わる。
強すぎれば、誰かが吹き飛ぶ。
弱すぎれば、誰も動かない。

ですが、ちょうどいい風向きの言葉は、人を動かし、場を育てる。
今日のあなたの言葉、風を起こしてますか?
それとも、風を読んでますか?

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鎌田千穂
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鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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