Vol.11 カタツムリは性別を持たない。でも、恋は一方通行じゃない

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:この世界、知らんことだらけ

カタツムリ

この世界、知らんことだらけ。
今日は雌雄同体のカタツムリ。

カタツムリって、雌でも雄でもないんですよね。
子どもの頃、図鑑や学研のノートの読み物で「へぇ~~」となったのを思い出しました。

見方を変えると、恋の相手は“だいたいみんな対象”って感じなのだろうか?ということを考えてしまいました。

とはいえ、調べていくと誰でもいいわけじゃないらしい。
ちゃんと見て、感じて、選んでる。のろのろだけど、わりと慎重のようです。

恋の始まりは、殻ごしのスキンシップ

まずは、そっと近づいて、殻をこすり合わせる。
カタツムリ流の告白の仕方。

「好きです」とは言えませんけどねぇ。
殻の振動で気持ちを伝えるなんて、なかなかのテクニシャン。

恋矢(れんし)という、ちょっと過激な愛のかたち

気持ちが高まると、恋矢という“カルシウム製の槍”を相手にぶっ刺す。

えっ、急に物騒。
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!!

といっても、交尾の成功率を高めるための本気のアプローチらしい。
カタツムリ界では「刺される=本気」なのかもしれません。
しらんけど…。

交尾は、差し出し合い

交尾が始まると、お互いに精子を渡し合う。
どっちがオスでどっちがメスとか、そういうのはありません。

どっちも渡すし、どっちも受け取る。
まさに“フェアな恋”。
出会って、恋が実ると、両方とも身ごもるってのもカタツムリ流。

のろのろでも、ちゃんと恋してる

ゆっくり近づいて、殻をこすって、恋矢を放って、精子を交換して。
一連の流れは、静かだけど濃厚。
カタツムリの恋は、見た目以上にドラマチック。

性別がなくても、恋はある。
のろのろでも、ちゃんと気持ちは届いてる。
カタツムリの恋模様、意外と熱い。

次回予告…

カタツムリも尽きません。
ですが、次はキノコの驚きがあったので内容を変えます。

森の地下は、意外とおしゃべり
Vol.12キノコは“菌糸ネットワーク”で会話している。しかも電気信号で
見た目は静かでも、土の下では情報が飛び交っているらしい。

「雨が降ったよ」
「栄養こっちにあるよ」
「あの木、ちょっと元気ないかも」

そんなやりとりを、菌糸を通じて電気で伝えてるって、どういうこと?

次回は、森の地下で交わされる“キノコたち。
電気的なおしゃべり”をのぞいてみます。
お楽しみに!

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鎌田千穂
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鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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