福岡の偉人:久留米市 人生も小説化した作家・井上光晴

連載エッセイ「この世界、知らんことだらけ。」
第5回は、地中の職人・モグラの“働きっぷり”に迫ります。
けれど、調べてみたら意外な真実が…?
モグラって、めっちゃ働き者らしいよ~。
1晩で90メートルも穴を掘るんだって。
そんな話を聞いて、
エッ?!(´⊙ω⊙๑) 90メートル?
えっ、さっぽろテレビ塔の展望台の高さくらい?
いやいや、それは無いだろうよ。
昨日、研修会場までの数千歩が暑くてヘロヘロになったというのに。
とはいえ、気になって調べてみると、
どうやらこの話、ちょっと勘違い。
実は、そんなに速くないモグラの穴掘りスピード。
実際には1時間で30cm程度とも言われているようです。
つまり、仮に8時間ぶっ通しで掘ったとしても、せいぜい2〜3メートル。
「90メートル」は、すでに掘ってあるトンネルを移動した距離だったり、複数日かけた総延長だったりする可能性が高いそう。
穴掘りより“再利用”が得意
とはいえ、モグラは自然界のリアルSDGs実践動物。
モグラのトンネル、使い捨てじゃありません。
再利用率、なんと100%超。
一度掘ったトンネルを何度も使い回す。
エサのミミズが勝手に入ってくるから、新しい穴を掘る必要はないらしい。
エサのミミズが自分からやってくるので、新規開発は最小限。
つまり、モグラは「必要なときだけ働く」タイプ。
目標12「つくる責任・つかう責任」の達人です。
…それでも、地中で生きるのは大変。
モグラの目はほとんど見えず、12時間食べないと命に関わるほど燃費も悪い。
だからこそ、モグラは無駄な動きはせず、効率よく暮らしている。
“働きすぎ”というより、“働き方改革の先駆者”なのかもしれません。
次回予告:いつにしようか悩み中
Vol.6「カタツムリ以下のスピードで掘るモグラに、なぜか勇気をもらう」
遅くても、地道でも、自分のペースで進むことの尊さについて。
【参考】雑学カンパニー
https://zatsugaku-company.com/
【注】一部の情報は諸説あります。モグラの名誉のためにも、そっと読んでください。



