香りの力 Part2:日常に香るポジティブな変化

「いや、どう考えても納得できない!」
そんな感覚に襲われることって誰しもあるもの。
私は、時々ありますよ。
特にサラリーマンをしていたころは、会議、雑談、議論…。
いろんな場面で「納得する」ことが求められていて辟易していました。
そして、「納得すること」を強制すると感じることも多くて。
それって、本当に必要なのかなって思うことも多々。
確かに、納得できると気持ちがスッキリして安心しますよ。
ですが、納得することにこだわりすぎると、議論が「説得ゲーム」になる。
そして、対話の本質が見えなくなってしまうことがあります。
本来は「お互いの考えを深める場」だったはずなのに、気づけば「相手を納得させること」そのものがゴールに。
これでは、むしろ思考の幅が狭まってしまうかもしれません。
今回は、「納得できないこと」に価値を見出す視点と、それを活かす方法を考えてみます。
1. 納得にこだわりすぎると見えなくなるもの
「納得させること」が目的化してしまう
本来の議論は「意見を交わし、新しい視点を得ること」が目的のはず。
ですが、「どうにかして相手を納得させないと!」と思うと、いつの間にか「論破」が目標になり、対話が崩れてしまうことがあります。
このことは、良くあることです。
「論破」するって議論が「勝ち負け」になる。
「意見を交わし、新しい視点を得ること」は台無しになります。
「納得できない=間違い」だと思い込んでしまう
納得できないと「これは間違いだ!」と切り捨てたくなること、ありませんか?
ですが、それが間違いとは限らないかもしれません。
「納得できないけど、興味深い考え方だな」と思えたら、もっと広い視点を持てるかもしれません。
対話が終わってしまう
「納得できないなら、この話はもう意味がない」と切り上げてしまうと、新しい学びのチャンスを逃してしまいます。
違和感を抱えながらも話を続けることで、意外な発見があることも。
中には、「学びのチャンスなど要らない」と感じる方もいるでしょう。
そういった考え方もいいのではないですか?
何故なら、全てはその人の人生。
今は、一つ一つがその人の選択肢の賜物です。
2. 納得できないことを活かす視点の持ち方
納得できない=思考の縛りを解く機会
納得できないと感じたら、それを「違和感」として片付けないこと。
「この違和感、どこから来るんだろう?」と問いかけてみる。
すると、視点が広がり、思考の縛りが解けることがあります。
納得しなくても話を続けてみる
「納得できないな…」と思っても、「その視点、面白いですね」と話を続ける。
そういった言葉は、自分の中に別の視点を発見することができることが多い。
すぐに否定せず、じっくり考える時間を持つのも一つの方法です。
「納得する」ではなく「理解する」ことを優先する
「納得できるかどうか」で話を切り上げるのではなく、「この人はどういう視点を持っているんだろう?」と考える。
そのことで、より有意義な議論ができるようになります。
3. 納得できないこととどう付き合うか?
「納得できない!」を議論のネタにする
「なぜこの考え方になるんだろう?」と問いを深めてみる。
自分の思考の縛りを解いて、新しい価値観を広げるヒントになるかもしれません。
「わかるけど納得はできない」ことを認める
「理解はできる。でも納得はできない」
これを認めるだけで、不要な対立を減らし、相手との対話がスムーズになることもあります。
納得しないことが新しいアイデアにつながる
納得しないからこそ、「もっと良い方法があるのでは?」と考えられることもあります。
「納得する」ことよりも、「考え続けること」のほうが、成長につながる場合もあるのかもしれません。
まとめ
納得することは気持ちの整理にもなり、安心できる。
ですが、納得にこだわりすぎることで、対話の本質を見失ったり、新しいアイデアを閉ざしてしまうこともあるんです。
「納得できない!」と感じたら、それは考えを広げるチャンスかもしれません。
納得にこだわりすぎるのではなく、「納得しないことをどう活かすか?」の視点を持つことで、対話や思考の幅が広がるのではないでしょうか。
あなたが最近「納得できない!」と感じた瞬間は?
それって、優位に立ちたいだけ?
自分は人と違うと主張することで認められたい承認欲求?
自分の考えが正しいと確信したいがため?
不毛な戦い中の負けず嫌い?
自分の考え方に向き合うと、大抵は上記の内容に当てはまる。
思考の縛りを解くことができたら、心はもっと軽くなるもんです。
あなたは、もっと毎日を心軽やかに、楽に生きていいんです。



