上司との関係を見直す:仕事が合わないと感じたときの対処法
目次
「なんとなく違う気がする…」そのモヤモヤ、どう扱いますか?
雨の日、ぼんやりと空を眺めながらふと湧き上がる疑問。
「これ、本当にやりたかったことだったっけ?」
それはただの気分の問題じゃなく、もしかすると 変化の兆しかも?
というところで、前の日の続き。
働くことへの違和感を感じたときにはまる占いやルーティーン。
今日は、その心理的に沼った時の脱出の仕方について。
違和感と向き合おうとすると頼りたくなる占いとルーティン
産業カウンセリングをしていると多いのは占いとルーティンが好きな方。
それは、きっと心の中にある「モヤモヤ」の消化不良気味な気持ちをどうにかしたいから。
そんな消化不良気味な気持ちに違和感を感じて向き合おうとすると、つい「占い」や「ルーティーン」に頼ってしまうことがあるわけです。
なぜか?それは「答えを外部に預ける」という心理が働いているから。
では、どういったことか見ていきましょう。
占い頼り型:未来の答えを他人に預ける心理
今の働き方が合ってるのかわからない…。
そんなモヤモヤ期に占いを見ると、 決断を先延ばしにできる安心感につながるものです。
今は転職のタイミングじゃない
そう言われたら、何となく動かなくていい気がしてしまう。
今年は挑戦の年!
でも、何をどう挑戦するかは結局わからないまま…。
占いは 「納得感」を与えてくれる
…けれど、行動につながらなければモヤモヤは続くばかり。
いくら「あなたに最適な仕事は〇〇です!」と言われても、あなたが「本当かな??」と疑っていたら、試しに他の占いも見て見ようとネットサーフィン開始。
もちろん、フィルターバブルとエコーチェンバー現象の影響から同じ答えが出てくる。
フィルターバブルとエコーチェンバー現象の影響について
以前書いたブログで下記をご参考ください。
フィルターバブル
エコーチェンバー現象
アルゴリズムの支配から自由になる方法
情報の罠にハマる令和の新人と迫る企業の教育革新
同じ答えが手に入るので、「よし!やってみよう!」と決断して行動してみる。
けれど、それを実際に試してみないと本当に合っているかはわからない。
上手くいかなかったら、占いが外れたと思いがち。
そして、「やっぱり自分には無理だったんだ」と行動をやめがち。
落胆してやめてしまえば、「自分には無理だったんだ」という呪縛に縛られてしまいます。
ルーティーン信仰型:変化が怖くて毎日を同じにする心理
朝のコーヒー、夜の読書、週末のリセットタイム。
これらは一見、自己管理として素晴らしい習慣。
ですが 「これを続けていれば大丈夫」 という安心感が、実は変化を避ける理由になっていることもあるのです。
いつものルーチンを続けていたら大丈夫という根拠のない安心感
習慣が変化を阻むことで、新しいことを試す余白が生まれない。
ルーティーンは守れているのに、なんとなく気持ちが晴れない
「変わることへの怖さ」 を予測して「変わらないままの日常」に依存しているのかもしれない。
今の働き方に違和感があるなら、 変えようとしない毎日を繰り返しているだけでは、その違和感は決して消えることはありません。
変化≠上手くいかない
「何かを変えたい」と思ったときこそ、小さな変化を加えるタイミング。
変化したら経験したことがないことがやってくるだけ。
変化と上手くいかないことはイコールじゃない。
それなのに、変化したら上手くいかないと決めつける呪縛に縛られる。
じゃあ、どうすればいい?
占いもルーティーンも「体験をする」意識に変えるだけ。
占いもルーティーンも、 「今の気持ちを整理するためのツール」 として使えば効果的。
占いをヒントにする
「あなたに向いている仕事は〇〇です!」と出たら、それを 小さな形で試してみる。
たとえば「人と関わる仕事が向いている」と言われたなら、 まずはコミュニティのイベントに参加してみることです。
ルーティーンに変化を加える
「毎朝コーヒーを飲む」はそのままにしても、たまには 違う場所で仕事をする だけでも気づきが得られるかも。
毎週1回、新しいことを試す習慣を加える ことで、自然と変化を受け入れやすくなる。
変化を起こすための「場」を活用しよう
モヤモヤを解決するためには、 「頭で考える」だけではなく、「試してみる」ことが最善策。
単に、単調な日常に慣れたから変化が欲しいだけ。
刺激が欲しい、いつもと違う自分がそこにいるだけ。
…とはいえ、自分が困ったり、否定や非難をされることは全力で避けたい。
それを無理なく実践できる場として、コワーキングスペースやコミュニティを活用するのもおすすめ。
今の働き方に違和感を感じたら、いきなり大きな決断をしなくてもいい。
まずは 「モヤモヤの正体は何か?」を探るための小さな体験から始めてみるのはいかが?
この「実験のような体験する働き方」を取り入れる。
そんな小さな一歩を踏み出す。
そのことで、 あなた自身の選択で決断した未来に育んでいくことが必要なのです。




