あなたの情報環境は偏っていない?:フィルターバブル&エコーチェンバー診断!

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

へなちょこなすび
情報を選んでいるつもりが、選ばされている毎日。
スマホを開けば、あなた好みのニュースやおすすめ動画が並んでいる。
「便利!」と思う一方で、単に誘導されていることに気づいていないかもしれない。

最近、違う意見をあまり見ていない…?
ニュースの見出し、自分の考えと似たものばかり?
SNSで流れてくる投稿、みんな同じ方向性じゃない?

これが「フィルターバブル」と「エコーチェンバー」の影響。

情報がアルゴリズムによって最適化され、似た意見ばかりが増幅されることで、視野が狭まる可能性がある。

というところで、ちょっと自己診断してみましょう。

「あなたの情報環境、偏っていない?」診断テスト

次の質問に答えて、A・B・Cがどれだけ多いかカウントしてください。
その結果で、あなたの「情報リテラシー傾向」が分かります。

Q1:ニュースをどこで読んでいる?

A.いつも同じサイトやSNSのニュースアカウント
B.数カ所チェックして、比較しながら読む
C.あまり気にせず、ランダムに流れてきたものを見る

Q2:SNSでフォローしている人の特徴は?

A.ほぼ同じ考えの人ばかり
B.自分の興味に近いけど、対立意見もちらほら
C.いろいろな立場の人をフォローしている

Q3:オンラインの議論でどう感じますか?

A.「この人たちは何も分かってない!」とモヤモヤすることが多い
B.「ちょっと偏ってるかも?」と思いながら、気になったら調べる
C.「なるほど、こういう視点もあるのか」と思うことがある

Q4:新しい情報に出会ったとき、どう行動する?

A.まずは「知ってる情報」と照らし合わせて、自分の意見を補強する
B.「この情報、本当に正しいのか?」と出どころを確かめる
C.「これまでの考えと違うな」と思ったら、調べてみる

Q5:最近、対立する意見をじっくり読んだことがある?

A.ほとんどない、むしろ反対意見を見かけるとスルーしがち
B.時々読むけど、やっぱり自分の意見のほうがしっくりくる
C.なるべく両方の立場を見て、バランスよく情報を集める

Q6:オンラインで議論になったとき、どう行動しますか?

A.似た意見の人と固まって「やっぱりそうだよね!」と納得することが多い
B.自分の意見を持ちつつも、「相手がどう考えているか?」を確認する
C.あえて対立する意見をじっくり読んで、冷静に分析する

Q7:身近な人との会話で、どんな情報を共有する?

A.自分の意見に合う情報だけを話題にする
B.似た意見を持つ人が多いが、ときどき違う視点にも触れる
C.いろんな立場の情報を出しながら、議論を楽しむ

診断結果:「あなたの情報リテラシータイプ」

Aが多かった人

【フィルターバブル&エコーチェンバー住民】
→ あなたの情報環境はかなり閉じられているかも!

  • 同じ意見の人ばかりに囲まれ、異なる視点を受け入れにくくなっている?
  • アルゴリズムの影響を受けすぎて、情報が偏っている?
  • 情報の選択肢が限定され、視野が狭くなっている?

対策:情報の幅を広げるために…

・ 普段読まないメディアやニュースサイトをチェックする
・ SNSで異なる立場の人をフォローしてみる(意外な発見があるかも!)
・ 「この情報はなぜ目に入るのか?」を考えるクセをつける

Bが多かった人

【情報好奇心はあるけれど偏り気味】
→ ある程度広い視点を持っている。
けれど、フィルターバブルのおかげで、エコーチェンバー現象に入り込みやすいタイプ。
そう、気づかないうちにエコーチェンバーに入り込んでいるかも?

  • 反対意見を見ても「やっぱりこっちが正しい」と思い込みがち?
  • 似た情報ばかりに安心してしまう傾向がある?
  • トレンドやバズり情報に流されやすい?

対策:さらに情報リテラシーを鍛えるには?

・ 「この意見の裏側には何がある?」と深掘りするクセをつける
・ あえて反対側の立場の議論を読んで、情報の構造を理解する
・ 「この情報は誰の視点から発信されている?」を意識してみる

Cが多かった人

【バランス型・情報リテラシーマスター】
→ 多様な情報を取り入れながら、冷静に分析できるタイプ!

  • 異なる視点を意識的にチェックしている?
  • 情報をうのみにせず、出どころを確認している?
  • 自分の意見を保ちつつ、他の考えも尊重できる?

さらにリテラシーを磨くなら…

・ 「どのアルゴリズムが情報の流れを決めている?」を分析してみる
・ ニュースを読むときに「誰の視点から書かれたものか?」を考えてみる
・ 情報疲れを防ぐため、デジタルデトックスを意識する

まとめ:情報リテラシーは、視野を広げる力を磨く

知らぬ間に「情報のバブル」に巻き込まれているかも…。
ですが、選び取る力を鍛えれば、より多様な視点を持つことができるのです。

  • 情報を広げる=新しい視点を得る
  • 意図的に異なる意見に触れることで、情報リテラシーは磨かれる
  • 情報を選ぶことは、意思決定の精度を高めることにもつながる


さあ、あなたの情報環境はどのタイプでしたか?

良いか悪いかではないのですよ。
単に、今日からちょっとだけ視野を広げるためのアクションを起こすだけ。
これまで知らなかったことに意識を向けるだけで変化が生まれます。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

鎌田千穂プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

業務改善と人材育成のプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ福岡
  3. 福岡のビジネス
  4. 福岡の人材育成・社員研修
  5. 鎌田千穂
  6. コラム一覧
  7. あなたの情報環境は偏っていない?:フィルターバブル&エコーチェンバー診断!

鎌田千穂プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼