情報の海を漂流しないために学校で育む情報リテラシーの話

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:激変する時代こそ聡明である秘訣

へなちょこなすび

選んでるつもりが、選ばされてる?

スマホを開くと、検索結果は完璧にカスタマイズされ、ニュースは「今話題!」で埋め尽くされています。

「へえ、便利だな〜」と思いつつ、気づけば毎日同じような情報を消費…。

それは、本当に自分が選んだ情報?
それとも、うまく誘導されてるだけ?

この時代、情報リテラシーは「生き抜くために必要なスキル」。
「勉強するもの」じゃなくて実践から得られるスキルです。

学校で、もっと楽しく、もっと実践的に「情報を選ぶ力」を鍛えることができると良いなぁと思って書いていきます。

学校で試したい、情報リテラシーの授業アイデア

1. 「フェイクニュース検証チャレンジ」

「これ、本当に信じる?」ゲーム形式で遊ぼう!

  • ネットで拡散された過去のフェイクニュースを見て、「この話、本当っぽい?」を議論
  • 「じゃあ、どうやって事実を確認する?」を考えてみる
  • 実際に調べて、「どこまでが事実で、どこからが誇張なのか?」をチェック


目指すのは、「拡散されてる=本当」と思わないクセをつけること!

2. 「AIが作った情報、見抜ける?」

「本物vs偽物」見極めチャレンジ!

  • AIが生成した画像や文章を見て、「本物っぽく見えるけど…どこが怪しい?」を考える
  • 「なぜこの情報は信じてしまうのか?」を心理的な仕組みから解説
  • 「アルゴリズムが何を優先して見せるか?」をみんなで議論

「この画像、本当に本物?」と疑うクセをつけることで、デジタル時代の情報操作に惑わされない力を育む!

3. 「情報リテラシー×企業のマーケティング」

「君が買ったあの商品、それって選ばされた結果?」を考える!

  • SNSや広告で「なぜこの商品を目にしたのか?」を分析してみよう
  • 「これは欲しいのか?それとも欲しくさせられたのか?」を話し合う
  • 「情報の仕組みは、買い物にも影響している?」を探る


「情報=商業戦略」でもあることを知ると、自分の消費行動も変わる!

まとめ:「情報の波に飲まれない、自分の選択をする」

情報リテラシーは、ただ「知識を学ぶ」ものではありません。
「世の中の情報の仕組みを知って、自分で選ぶ力を持つこと」

  • 「検索の上位=信じる」ではなく、「なぜこれが上位なのか?」を考える習慣をつける
  • 「バズった=事実」ではなく、「その拡散の仕組みを読める力」を持つ
  • 「話題だから見る」のではなく、「本当に必要な情報を選ぶ力」を鍛える


これからの時代、情報はどんどん増えていく。
だからこそ、情報に溺れるのではなく、「賢く泳ぐ力」を身につけること。

それこそが、最高のリテラシーとなるのではないでしょうか?

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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