看板は“問い”を投げる存在:プチッチ起業家オフィス8月30日オープン

4月末になり新卒採用の結果を振り返る時期ですね。
企業側は採用状況を振り返ると
「ウチの求人…応募が来なさすぎ…。」
((´‐公‐`)) ドウシテ・・・
一方で学生側は、求人倍率が1.66倍だと聞いて
「売り手市場だから安心!」と思ったら、人気企業に応募が殺到して結局採用枠が足りない…」
(。-`ω-) .。oO ウーン…
企業も学生も、「なんか思ってたんと違う…」と思わざるを得ない声が聞こえる状況。
人材確保は争奪戦??
採用活動はもはや「勝ち負け」のような状態になっていて、人材確保は争奪戦のよう??
大手企業と同じやり方をしていても中小企業は陰に隠れるばかり。
例え、関心を持たれたとしても、更に事業規模や福利厚生、休みや勤務時間など比較されるばかり。
そこで重要になるのが企業の採用課題を整理し、人材の定着率を高める工夫。
産業カウンセリングが企業の未来及び採用戦略のヒントになるかもしれません。
新卒採用市場の現状
新卒採用市場の現状を調査したことによると、2025年春の求人倍率は1.66倍。
前年より0.09ポイント減少したとはいえ、まだまだ企業の採用意欲は強いです。
ですが、企業規模別のデータを見ると、話は変わってきます。
企業規模別の求人倍率
表にすると下記のような状況です。
こうなると、
なんだか応募が多すぎる!と感じる人事。
そもそも応募が来ない…。
人気があるか否かの格差が見え隠れ。
特に業界ごとのデータは課題が顕著。
採用される側にしても、一発採用もあれば、お祈りメールばかりの課題に翻弄されがち。
なかでも
人が足りない…もう限界気味なのは、流通業・建設業は8倍以上。
応募者が多すぎて競争激化は、金融業は0.21倍、情報通信業は0.28倍。
つまり、「人材が欲しくても来ない業界」と「志望者が多すぎて採用枠が足りない業界」がはっきり分かれているのが今の採用市場。
産業カウンセリングが果たす役割
「なんとなく採用がうまくいかない」と感じても、具体的に何が問題なのか?を整理しないと、解決策が見えてきません。
産業カウンセリングの役割は、採用活動の課題を分析し、「どこを改善すればいいのか?」を企業と一緒に考えることにあります。
①採用課題の整理と分析
企業が「採用がうまくいかない」と悩んでいても、課題が曖昧なままだと解決策が立てられません。
産業カウンセリングを活用すると、
- 求職者が魅力を感じるポイントは何か?を整理できる
- 求人情報と実際の企業文化にズレがないか?をチェックできる
- 採用時の説明が十分か?を見直せる
こうした分析を進めることで、「ウチの採用がうまくいかない理由、これか!」と見えてくることがあります。
②採用プロモーションの工夫
採用市場では、大手企業と競っても勝ち目が薄い。
ですが、違う切り口でアプローチすれば変化が表れてきます。
例えば下記の表のような内容も検討の余地あり。
実際の職場の雰囲気を知ることって今どき大事な要素。
「ここだったら働けそう」だと感じてもらうことが大事です。
③入社後のメンタルケア
社会人1年目は、想像以上に下記のような気持ちでブルー。
仕事で失敗したらどうしよう…
相談しづらい雰囲気だったらどうしよう…
↓↓↓シンパイ─(o´・ェ・`o)─シンパイ↓↓↓
そんな不安を減らすために、産業カウンセラーが「入社後も相談できる環境がある」ことを整えることが大事。
コロナ禍から私も関わっていたグローバル展開企業との新卒社員定着率アッププロジェクトでも定着率が向上している実績がしっかりと出ています。
まとめ
新卒採用市場では、企業と学生の間で「思ってたんと違う…」問題が続いています。
求人倍率8.98倍の企業が「応募が来ない」と悩み、人気企業に応募が殺到して学生が「落ちまくる…」と嘆く。
この状況を少しでも改善するためには、
- なぜ採用がうまくいかないのか?をデータで整理する
- 大手企業と違うアプローチで求職者に響く採用戦略を考える
- 入社後も相談できる場があることで、新卒社員の定着率を高める
することって大事ですもの。
企業も学生も、「入社してよかった!」と思える環境づくりを、改めて見直し、リスタート。
それこそが、これからの採用成功の鍵になるかもしれません。



