子どもにでも勉強モードであれば思い違いがある

転職活動中の方の心の声をよく伺います。
退職理由も様々とはいえ、感情が先に立って退職する場合と、辞めたくなくても退職しなければならない場合とあります。
転職先を選ぶとき、あなたは下記のような気持ちになったことがありますか?
次こそは安心して働ける職場に行きたい!
前と同じ仕事はしたくない!
優しくわかりやすく教えてくれるだろうか…。
次の会社に馴染めるかな…?
……ダイジョウブカ? ( -᷄ω-᷅ ).。o@ シンパイ…ナヤム……
そう、何度か転職を経験している人ほど、職場選びの難しさを痛感しているはず。
今回は、心理的安全性の高い職場の見極め方と、転職活動中のメンタルを守るコツについて。
心理的安全性のある職場とは?
心理的安全性の高い職場の職員は元気です。
なんせ、失敗を学びとして寄り良いものにしようと行動的。
もちろん、相手の気持ちを汲みつつも、客観的に物事を捉える力が育まれます。
心理的安全性の高い職場では下記の状況がみられます。
- 失敗をして指摘をされても、不思議とやる気が損なわれにくい
- 違う意見であっても、そういった考えもあると受け入れられる
- 肩書や誰かの顔色を伺うことなく、自分の考えを伝えられる環境
こういった職場でも、確かにきつい物言いはしっかりとあります。
違いは何かというと、後のフォローアップの言葉がしっかりとある。
そして、言われた方が納得し「確かに!」と感じ、次はこうしてみよう!と見出せる伝達力があることが特徴です。
回答の仕方で心のエネルギーがアップダウンする
例えば、職場で「これってどう思います?」と聞いたときの反応が…。
A社:「え?そんなことも知らないの?」 → 圧迫感
B社:「いいね、そういう視点もあるね!」 → 安心感
…… (´^`).。o ……
…働くんだったら、B社のような言葉+環境があることが理想的。
ですが、やはり実際に勤めて、仕事を始めてみないと分からないことばかりです。
口コミサイトも当てにならない
最近は、口コミサイトも、本当にあてにならなくて。
やたら高評価ばかりだったり、逆に恨みを晴らすかのような悪評が並んでいたり。
悪い評価は削除することだってできたりしますもの。
中には「サクラレビュー」も当たり前の時代。
同じ人が成りすましていくつも投稿できることも。
また、趣味趣向に合わせた新設設計のおかげで、情報操作により同じ情報がクローズアップ。
…正直、何を基準にすれば良いか分からなくなります。
ですが、これまでお話を伺っている傾向から増えているのは、
口コミのせいで最初の期待が大きくなりすぎることも要因の一つ
と感じています。
心理的安全性のある職場の雰囲気は?
そこで、口コミ頼みにならずに職場の雰囲気に疑問を持ちそうな内容がありますよねぇ。
① 面接で直球質問
「若い社員が活躍中!」と書かれている場合、魅力的に感じます。
ですが、もしかしたら、中堅が辞めていることもあるかも…?
「御社では、経験豊富な社員がどのように活躍されていますか?」
と面接で次のような質問を投げかけてみると。
企業の答え方によって職場の文化が見えてきます。
前後の流れは横に置きます。
気になる一部の言葉だけをクローズアップしてしまうと、
「年齢関係なく、長く働ける環境を整えています」
→なんだか安定している気がする
「若手が中心でフレッシュな職場です!」
→それってベテランがいないのかも…?
不思議ですよね。
想像から生まれる妄想で、根拠のない期待・安心・不安・心配という感覚が生まれがち。
確かに、捉え方によっては「若手中心」というワードが連発される場合は、中堅やベテラン層が定着しづらい職場なのかもしれません。
そういった視点で全体像を考えていき、掘り下げてみると、職場の雰囲気が分かるかもしれませんね。
ですが、結局は実際に働いてみないと、事実はわかりません。
② 信頼できる情報源を使う
口コミサイトも参考にはなるものの、100%信用はできません。
そこで、実際に社員と話せる場を活用するのも有効。
・転職イベントで企業ブースを訪ねる
・SNSで業界の人とつながる
・知人や先輩から紹介を受ける
直接話してみると、公式の情報とは違う「リアルな雰囲気」が見えてくることが多いです。
③ 地域密着型の転職エージェントを活用
特に地場産業に強いエージェントなら、企業の風土や職場の空気感を把握しています。
求人票だけでは分からない、「実際に働いたらどうか?」という情報を得ることができる。
そのことで、より安心して転職活動を進められます。
転職活動中のメンタルの守り方
転職活動はストレスとの戦い。「応募→書類選考→面接→落ちる→立ち直る→応募」の無限ループに入る前に、自分のメンタルを守る対策をしておきましょう。
① 焦らない
「早く決めなきゃ!」と焦ると、後で「やっぱり違った…」と後悔しがち。
期限とペースを決めて進めることで、落ち着いて職場選びができます。
…とはいえ、期限とペースを決めて進めることだけに全力になるとズレが生じる場合もある。
だからこそ、ズレた場合は再挑戦の心意気をお忘れなく。
再挑戦の際は、自分の置かれた環境を整えてから挑戦をするとgoodです。
② 過去の成功体験を振り返る
「何もできない気がする…」と思ったら、これまでの成功体験をリストにしてみると、意外と自信が回復します。
「そういえば、前の職場で○○ができるようになったな」と思い出すだけで、面接での自己PRにもつながります。
③ 信頼できる人に相談する
転職活動で行き詰まったら、ひとりで抱え込まないことが大事。
産業カウンセラーやキャリアカウンセラー、転職エージェント、友人、家族と話してみると、新たな視点が得られることも。
まとめ
転職は「どこでもいい」ではなく、「自分に合った職場を知っておくこと」が大事。
だからこそ、勤めている今だからこそ、落ち着いて自分を内省する機会。
もし、今会社を辞めようと思っているのなら、不満を通じて自分に合った職場って何かを具体化して整理すること。
コツは、主観的で私情交じりに感情的になっていることを横に置くこと。
そういった計画的な行動こそが、自分の求めている職場雰囲気や仕事がわかってきます。
自分のペースをつかみながら、心理的安全性のある会社を見極めましょう。



