出光興産創業者の出光佐三:宗像の不屈の精神と人間尊重主義
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
チホズスタジオは福岡市に拠点を置き、オンラインや訪問をあわせた産業カウンセリングを実施。
他にも実施していることは
- 産業カウンセリング及びコンサルティング。
- 人材育成の仕組みづくりのための自発的行動を促す教育研修。
- 「業務改善・組織変革」の企画提案実施。
- チホズ文字分析による人材分析及び提案。
ビジネスの世界では「起業家」と「経営者」という言葉がよく使われます。
とはいえ、その違いをどう感じますか?
実際にそのどちらか、または両方を経験すると、「挑戦」と「継続」の違いが見えてくることがあります。
今日は学び多きリアル体験談を交えながら、この二つの視点について書きます。
起業家:心に火をつける
起業家とは、「火をつける人」です。
真っ暗な場所に、新しい可能性を切り開こうとマッチを擦る。
その火がつくかどうかも分からない中で、「これがきっと必要だ」と信じて進む姿が起業家です。
私自身、かつて空き家になっていたラブホテルを活用して、シェアオフィス&シェアハウスを作ろうと呼びかけた経験があります。
活用されていない空間に新しい価値を生み出し、空き家を中心に様々な人達が関わり、自分の生業を立てていく想いからの提案でした。
人は自分の都合良いように想いを膨らませる
ですが、これが簡単ではありませんでした。
賛同してくれる人もいれば、「あれはダメ」「これはダメ」と評論や反対意見ばかり述べる人も出てくるわけです。
中には「それができないならやらない!」と見限るような投げ捨てセリフのミキサータイプ。
他にも、リーダーだったら「~してくれなきゃ!」という独りよがりの理想を押し付けられることも。
結局は、「~してくれない」という受け身で、自分の期待する働きをする私ではないと勝手に落胆する人もいるわけです。
心が折れそうになる場面も多くあるわけです。
この経験を通じて学んだのは、火をつけること自体は誰にでもできるものではなく、同時にその火を守るための仕組みや協力が必要だということです。
経営者:燃え続ける火を守る
一方で、経営者は「火を守る人」です。
一度つけた火を絶やさないために、風向きを読んだり、薪を足したり、慎重に管理する必要があります。
勢いだけではなく、戦略や安定した運営が求められる役割です。
私が現在進めている「共同型の共創オフィス」は、この役割も重要になっています。
メンバーのアイデアを形にする場を作りながら、どうすればその環境が安心して続けられるのかを考える。
小さな成功体験を積み重ね、次の挑戦につなげるための基盤を整えることに注力しています。
起業家と経営者、それぞれの魅力
起業家が「新しい火を灯す人」なら、経営者は「その火を守り育てる人」。
どちらも必要で、どちらも欠かせない存在。
そして、どちらの役割にも特有の楽しさと難しさがあるからこそ、ビジネスの挑戦は面白いのだと思います。
まとめ:あなたの火をどう活かしますか?
この記事を読んでいるみなさんは、今どちらの役割に近いですか?
もしくは、そのどちらも同時にこなしている最中でしょうか?
どんな状況であれ、その火を見守ってくれる仲間や、新たな薪を投げ入れてくれる存在がいれば、火はもっと力強く燃え続けるはずです。
私はこの「共同型の共創オフィス」を通して、そんな場を作りたいと思っています。
一緒に火を灯し、育てていくことも始めてみてもいいかもしれません。