報告のスキルをさらに磨くための上級テクニック
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
心のトラップを自分で作る
就職活動中に良くある心のトラップ。
この企業の面接がうまくいかなかったら、
私が〇〇をできないから他の企業も絶対ダメなんだ。
上手くいかない理由を自分が自信がないところに対して決めつけてしまうこと。
ダメな理由だと確定して判断してしまうことがありませんか?
とはいえ、このような極端な予測や判断は独りよがりの思い込み。
そして、自分で作った心のトラップに沼る。
沼ったら最後、自信のないことばかりが目に付くことで、
スキルは上がる行動とはいえ、
必要性のない勉強を始めることに時間を割く。
魅力的な広告につられて勉強のためにお金を払い続ける。
協会ビジネス企業の伝道師となり、宣伝広告活動を担う習い事の放浪者となります。
どうしてそのように考えてしまうのか。
それは、以下のような理由があるからかもしれません。
- やりたいことができない期待外れの落胆による焦燥感
- 自分のやりたいことを達成するための自信がないことを強化する意欲
- 的確な情報がないままの思考迷走
そうすると、全ての情報をネガティブに受け取りやすく、次の行動へ自信を失わせることがあります。
これが「過剰な推測と判断の歪み」を生み出す入口です。
大人の駄々っ子は被害甚大
文字でかくと「ふーん」という気持ちが出たとしても他人事。
自分がその立場になったら、そうも言ってられませんよ。
どっぷりと浸かりこむと、全ての人に感情をぶつけて、無関係の人にも当たり散らしていきますから。
そう、その行動は対価交換の「大人の駄々をこねる」ことに繋がります。
そして、「大人が駄々をこねる」と、日常の中に大きく影響するんですよ。
たまたま、自分の思ったようにならないことがあったら、全く違う出来事にも関わらず、就職活動で上手くいかない感情を乗せて、数十倍にして相手にぶつけることを始めます。
これを八つ当たりといいます。
八つ当たりを始めると負の連鎖は深みにハマる
巻き込まれた人は、困惑し、被害を被る迷惑な状況に巻き込まれます。
そのうち、周囲の人は虫の居所が悪いんだろうとご機嫌取りを始めていきます。
ご機嫌取りを始められたら最後。
本当に必要なことを言う人はいなくなり益々窮地に陥る負の連鎖に陥ります。
感情思考が自らの失態を招いてしまう
産業カウンセリングをしていると良くあるワンシーン。
自分の考え方が正しいと思っている人たちほど、自分の正義を主張します。
そこに全体のことが見えているかそうでないかの違いが大きいことをご存知ですか?
全体のことが見える方は理論的に捉え解決策を探ります。
ですが全体のことが見えていない方は、何故か感情的。
そして、感情に任せて、とても傲慢に振る舞います。
「私のために相手を変えねばならない」と一方的に主張が始まり、「私の思った通りにならないのは〇〇だから、変わらないなら、もうやらない!」という承認欲求をぶつけます。
この事が、過剰な推測と判断の歪みです。
そして、問題の棚上げにより、感情思考が自分の判断力の欠如から、自らの失態を招いてしまうことになっていることも否めません。
過度の一般化とは?
一度の面接でミスをしてしまった際に、「自分はいつもミスをしてしまう」と思い込んでしまうことなどが例です。
このような過度の一般化は、自信を失わせ、次の機会にも影響を与えます。
「いつも」「絶対」「常に」という言葉を頻繁に使う人には、この傾向が強いようです。
過度の一般化の影響
先ほど、上の方で書いた感情的に捉えた方の事例。
「私のために相手を変えねばならない」と一方的に主張が始まり、「私の思った通りにならないのは〇〇だから、変わらないなら、もうやらない!」という承認欲求をぶつけられる場合。
この一連の流れを読まれて気が付かれますか?
一番困るのは感情的に主張をしている方だけだと。
理由は言わずもがな。
世の中には、人が溢れてますし、やってみようと思う方だっていらっしゃる。
そのため、論理的で合理的な方は、批判や評論は行動している証と考えて即行動。
困ったと思うコトを予測し、困らないように早い段階で対策を始めますよ。
「もうやらない」と感情的に動いたところで、「いやいや、そレは困るからやってください。お願いします。」と言われるほどの重要な役割を担っていたかどうか。
あなただってそうでしょう?
人間は危機管理能力がある上、考えるチカラが備わっているのですから対策に力を注ぐのは自然な流れです。
あなたの代わりにやってくださる方がいるのでしたら、
「自分の望んだ事ができるところの方が幸せですよね。さようなら。」となるだけです。
過度の一般化の対策
これらの認知の歪みは、会社で仕事をしているときも、就職活動中でもメンタルヘルスに大きな影響を与えます。
以下の方法を試してみることも良いかもしれません。
自己反省
ネガティブな考えにとらわれたとき、その根拠を客観的に考えてみる。
論理的に肯定的な言葉を使う
「一度のミスで終わりではない」と状況を省みて、改めたことを実践する。
産業カウンセリングを受ける
専門家と話すことで、自分の歪みに気づいて、論理的な考え方にスキルアップを図る。
人は誰しも、産業カウンセリングをしている私でさえ、自分の考えにとらわれるもの。
常に、思考の癖によるトラップはそうやすやすとはわかりません。
トラップにハマっても全く気が付きません。
周囲から人が去り、上手くいかないことから学ぶ姿勢があり、失ってはじめて気がつくことの方が遥かに多い。
学ぶ姿勢がない場合は、誰かや何かを恨んで悲劇の主人公に溺れます。
だからこそ、論理的な展開を違った角度から見返すこと。
産業カウンセリングで客観的視点を養うことが必要なのです。
もちろん、AIも役に立つこともあります。
とはいえ、AIバージョンアップの度に「どうした???」ととても不便になることもあり、まだまだ人間の出番は多しです。
まとめ
就職活動中に感じる不安や挫折は、多くの人が経験するものです。
ですが、認知の歪みを修正することで、自分自身のメンタルヘルスを保ちながら、より積極的に活動を続けることができます。
日常的にこれらの歪みに気が付き自分の行動を改めていくことの積み重ね。
就職活動を楽にし、自分自身をより良く理解するために、まずは認知の歪みを見直してみてはいかがでしょうか?
そのことで、これまでとは違う新しい一歩を踏み出しましょう!
批判や評論は行動している証 ショート動画
https://youtube.com/shorts/HBx67uw2viQ