不毛な戦いをしていない？適切な心のエネルギーの使い方

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。

コントロールできないものと戦っていませんか？

心のエネルギー泥棒は、私たちの心のエネルギーを盗みます。
そしてやる気や活力を奪ってしまう存在。

心のエネルギー泥棒のトラップは、色んなところに潜んでいます。
一歩踏み出す度にぬかるみにハマり、足を取られて思うように進めない。
私達はそんなぬかるみに気が付かないうちに足を踏み入れています。
そして、心身ともにエネルギーが奪われているもの。

今回のテーマは、「あなたがコントロールできないものと戦うこと」について。
必要のない心のエネルギー消耗を避けるには、自分のコントロール範囲内かどうかを見極める必要があります。

コントロールできないものとの戦いが心に与える影響

あなたがコントロールできない状況や出来事に対して抵抗したり戦ったりすることは、大量の心のエネルギーを消耗します。

自然の脅威や他人の行動など。
自分でどうにもならないことに囚われてしまうと、心のエネルギーは急速に消耗します。

心のエネルギーを守るためにやってみたいこと

心のエネルギーを守るためには、自分がコントロールできるもの、そうでないものを区別する。
そして、コントロールできるものに焦点を当てる。
コントロールできないものについては受け入れるしかありません。

自分のコントロール範囲を見極める

イライラ、腹立たしいなどの心リストを作成

はい、おなじみ可視化です。
付箋紙一枚にひとつ、イライラ、腹立たしいと思うことを書き出しましょう。

作成した後は、自分がコントロールできることと、できないことを振り分けします。
カテゴリーわけしたことで気がついたことを整理。
視覚的にみることで、何にエネルギーを注ぐべきかが明確になります。

焦点を当てる

コントロールできることに焦点を当て、具体的な行動計画を立てる。
例えば、仕事のスケジュールを調整する、人間関係を改善するためにどうするかなど。

複数出すことで、1つ目、2つ目と一つ一つ実践してみる。
上手く行ったことを自分の行動で変えられることに取り組みます。

受け入れる

コントロールできないことについては、受け入れるしかない。
どうしようもないことで、心の底から嘆き、悲しむことはあっても、季節は巡り、明日はやって来る。

このブログを読んでくださっている、あなたは身体から生かされている。
明日が来なくなった方の分まで、今を喜び、明日を楽しむこと。

あなたが今の意味を掴み、誰かと寄り添い、助け合い、共に幸せを育むこと。
そして、今日も明日もあさっても、共に喜びを分かち合い、一緒に誰かと楽しむことこそが、あなたの成すべきこと。
過去の出来事に、あなたの未来を奪われてはいけませんよ。

産業カウンセラーに話を聞いてもらう

ストレスを感じたときには、産業カウンセリングにいらっしゃい。
自分の心の声を、もっと素直に向き合うことに力を入れましょう。
そして、話すことで苦しさを解き放つこと。
気がつくとストレスを受け入れられるようになっていきます。

表面上のごまかしや言い聞かせることばかり続けることは、自分自身で自分の心を痛めつけることになる。

お金がないから行きたいところにいけない。
時間がないから休めない。
人と話すことが苦手だから人付き合いができない。

こういった「できない理由」があるから無理なんだと言い聞かせていることが、どれほど心のエネルギーをうばっているか。
心のエネルギー泥棒は、自分が自分の心を偽り、気持ちと戦うこと。

心のエネルギーを守る

あなたがコントロールできないものと戦うことは、心のエネルギーを無駄に消耗させる原因に。

コントロールできるものに焦点を当て、できないものについては受け入れること。
心のエネルギーを守り、より充実した生活を送る自分を育んでいく。
そんなあなたの幸せを心から願っています。

まとめ

あなたがコントロールできないものと戦うことは不毛です。
ですが、人間ですもの、わかっていても何かと戦うスイッチは入る。

一番は、頭でいくら考えても答えなどでませんよ。
答えを出すには、身体を動かして行動するしか無いのです。

もし、上手くいかなかったら、次にうまくいくかもしれないと思うことを見つける。
そして、行動してみて検証する。
また、上手くいかなかったら改善する、そして行動することの繰り返し。

心のエネルギーを大切にするために、小さなことから始めることです。
苦しいときは、心の声を口に出して吐き出すこと。

ただし、家族や友達は専門家ではありません。
あなたの苦しい声を聞いたとしても対応の仕方はわかりません。

吐き出す相手は、お薬を使わずに、頭の整理と心の声を理論立てて一緒に考え、心理学的手法を取り入れた産業カウンセラーもいます。