楽しい陰謀論: 毎日見ている世界を違った角度でみる隠された秘密
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
今日は自意識過剰についてのお話です。
他人が自分の行動や言動に過度に関心を持っていると考える認知の歪みのこと。
誰しも少なからず自意識過剰になる瞬間があります。
それが過度になると、自己評価や人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。
では、自意識過剰の原因や影響、そして対策について見ていきましょう。
自意識過剰とは?
自意識過剰とは、自分が他人からどう見られているかを過度に気にする状態です。
まるで、自分が常に注目されているかのように感じ、他人の反応や評価に対して過剰に敏感になります。
そうですねぇ。
私は、常に人と接しています。
その人数も月間で言うと初めての方だけでも100人を超えます。
数回お会いする方も合わせると月に1000人前後。
あまりの多さに人の顔や名前を覚えられない。
ですが、自意識過剰気味の方の多くは、自分のことを覚えているのは当然だと思い込んでいます。
そのため、覚えてくれていなかったことに対して強い不満を抱えるようです。
そして、その不満の矛先は相手を悪者に仕立て上げること。
そのことに賛同する仲間作りを始めます。
これがいじめや仲間外しというハラスメントの始まりとなります。
反面、本人に自分の感じた不満を伝えてみることで、相手の真意を把握して、建設的に関係の立て直しを図ることが大切だということは考えから抜けてしまっています。
理由は、正解か不正解かで考える癖が更に気持ちを助長し、認めてもらいたいという承認欲求が強くなることで思考を歪ませやすくなるようです。
正解か不正解可で考える癖については下記のブログをご参考ください。
https://mbp-japan.com/fukuoka/chi-hos/column/5176547/
また、登壇やお話の中身では10%未満の方は不満がある方になります。
その10%未満の方は、自意識過剰気味の方々です。
全体に向かって話しているのに、ご自分のことを言われていると反応しているのです。
私自身、「あなたのことですよ」とは一言も伝えることは在りません。
ですが自意識過剰が強いと「自分のことを言われている!」と考えてしまうよう。
他にも論点と伝達の情報の認識の大幅なズレから被害妄想につながっていて「どうしてそうなった?そんな話してないけど・・・。」と困惑することも多々。
とはいえ、何にせよ私の人生ではありません。
そして、私には関わる義務も一切ありません。
産業カウンセリングのご利用者であれば、論点整理と視野の拡大は行います。
私の身体は一つ、求められる方にのみ有益な情報と共に提供するコトを優先。
そうでない場合は、御本人が率先して選択されたことなのですから、そっとしておきます。
他にもどんなことがあるかを例えて言うなら
仕事の場面だと・・・。
プレゼンテーション中に自分のミスを過剰に気にして、「みんなが自分を馬鹿にしているのではないか」と感じる。
家庭の場面だと・・・。
家族の前で何か失敗したときに、「みんなが自分に対して失望しているのではないか」と思う。
友人関係だと・・・。
友人との会話中に沈黙が続くと、「自分が何か変なことを言ったのではないか」と不安になる。
自意識過剰の背後にある心理
自意識過剰の背後には、自己評価の低さや他人からの承認欲求が影響しています。
自分に自信がないと、他人の評価を過剰に気にするようになります。
その結果、自意識が過剰になるのです。
さらに、実際には他人はそれほどあなたのことを気にしていないという事実はわかってない。
多くの人が自分のことで手一杯であり、他人の行動に対して深く考えているわけではない事に意識をすると良いのですが、自意識過剰スイッチが入っている人は、自分の状況に目を向ける事ができません。
自意識過剰の影響
ストレスの増加
自意識過剰は、ストレスを増加させる原因となります。
他人の評価や反応を過度に気にすることで、日常生活が緊張や不安に満ちやすい。
自尊心の低下
自意識過剰は、自己評価を低下させます。
他人の反応に過剰に反応することで、自分の価値を低く見積もりがちになります。
ここから、次第にその感情の矛先を相手に向けることで他者攻撃を始めます。
人間関係の悪化
自意識過剰は、人間関係にも悪影響を及ぼします。
自分がどう見られているかを気にしすぎることで、自然なコミュニケーションが難しくなりがち。
相手との関係がぎくしゃくしてしまうことがあります。
自意識過剰の良い面
自意識過剰にも、実は良い面があります。
他人の反応に敏感になることで、共感や理解が深まることがあります。
また、自分の行動や言動を見直し、改善する機会にもなります。
自意識過剰を適正に活かすアプローチ
自己肯定感を育てる
自己肯定感を育てることで、自意識過剰を減らすことができます。
自分の価値や存在を肯定し、自分で自分を褒めること。
あなたに一番厳しいのは、あなた自身です。
あなたの敵は、あなた自身ですよ。
他者の視点を取り入れる
自分の感情だけでなく、他者の視点を取り入れることも有効。
第三者の意見を参考にすることで、自意識に偏った判断を防ぐことができます。
産業カウンセリングを受けてみましょう。
話しながら自己矛盾に気がつく方が多いものです。
冷静な判断力を高める
感情に流されず、冷静な判断力を高めましょう。
情報を論点整理し、客観的に判断すること。
感情に基づかない現実的な結論にたどり着くことができます。
他人は自分ほどあなたのことを気にしていない
覚えておくことは、他人はあなたが思っているほどあなたのことを見ていないということ。
多くの人が自分のことで手一杯であり、他人の行動に対して深く考えているわけではありません。
自分に対する過剰な意識を軽減するためには、この点を理解することが先決。
自意識過剰のミステリー:あなたに見せる思い込み幻想まとめ
自意識過剰は、自分が他人からどう見られているかを過度に気にする認知の歪み。
この思考パターンは、ストレスの増加や自尊心の低下、人間関係の悪化を引き起こすリスクがあります。
ですが、自意識過剰を自分に用立てることは誰しもできる。
- 自己肯定感を育てること
- 他者の視点を取り入れ、冷静な判断力を高めること
- 他人は自分ほどあなたのことを気にしていないという事実を理解すること
そのことで心を軽くすることができます。
次回のエピソードでは、他の認知の歪みについて詳しく見ていきます。
お楽しみに!
嫌な自分も自分の一つ ショート動画
https://youtu.be/wPhI5NZmRzg