心に調和と和らぎを持つ
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
話し合いの限界とは?
「話し合いで解決できない」と聞いて、驚く方もいるかもしれません。
大抵は、職場の人間関係において、問題が発生した時、多くの人が話し合いを試みます。
ですが、話し合っても状況が改善しないこともあります。
ここで考えたいのは、話し合いが本当に解決策として効果的なのかということ。
話し合いが上手くいかない理由
職場で問題が発生した時、話し合いによって一歩進めると考える人が多いでしょう。
ですが、相手も同じように一歩進みたいと考えているでしょうか?
例えば、同僚とのトラブルが発生した場合、一方が解決したいと望んでいても、相手が同じ気持ちでない限り、話し合いは上手くいきません。
相手が問題解決に対して無関心である場合、話し合いは意味を持ちません。
ここに、正解か不正解の考え方であれば抗議する姿勢が相手に伝わります。
先日記載した正解か不正解かの考え方についてブログがあります。
「ん?」と思った方は、下記の記事をご参考くださいませ。
職場の人間関係:相手の考えを理解するためのヒント
交渉の視点を持つ
話し合いが効果的でない場合、交渉の視点を持つことは大事なこと。
問題を解決するためには、相手に自分の立場を理解し納得する機会を提供する必要があります。
例えば、政治の外交においても、単なる話し合いではなく、交渉が行われます。
同様に、職場の人間関係でも交渉の視点を持つこと。
そのことで問題解決に向けた具体的なアクションを取ることができます。
産業カウンセリングの適用範囲
産業カウンセラーが相談者に対してオウム返しをすることがあります。
これは相談者に気づきを促すための手法です。
ですが、職場の人間関係において、上司と部下の関係があるときは、このオウム返しなどの傾聴や心理的なアプローチだけでは不十分な場合が多々。
特に、相手が心を通わせようとしない場合、心理的な手法では拒絶心が勝ります。
むしろ、具体的な解決策を提示し、問題を解決するためのアクションを取る必要があるのです。
コーチングの手法を取り入れる
職場の人間関係の問題を解決するためには、コーチングの手法を取り入れることが有効です。
コーチングは、クライアントが自分自身の問題に気づき、具体的な行動を取るためのサポートを提供します。
産業カウンセリングとは異なり、コーチングは解決策を提示し、クライアントが前進するための道筋を示します。
~余談~
私の場合は、状況を加味し、産業カウンセリングの手法に、コーチングを取り入れ、心理的手法を取り入れています。
ですが、一人として同じやり方にはなりません。
100人いれば、100人の生育環境や捉え方があるため、個別対応になるからです。
もちろん似通った傾向の方もいます。
とはいえ、手法は同じでも一人ひとりの対応は異なってきます。
まとめ
職場の人間関係において、話し合いだけでは解決できない問題もあります。
話し合いが効果的でない場合は、交渉の視点を持ち、具体的なアクションを取ることが大切。
また、産業カウンセリングだけでなく、コーチングの手法を取り入れることで、問題解決に向けた具体的な行動をサポートすることができます。
なんでもそうですが、早期段階で手を打っておくこと、
互いに尊重し会う関係づくりから適切なアプローチを見極めることが一番。
そのことが職場の人間関係を改善し、円滑なコミュニケーションを築くことの始まり。
そして、決して避けては通れない人本来の関わり方かもしれませんね。
話し合いの着地点はどこ? ショート動画
https://youtu.be/rmH-oALtO8s