外国人部下と楽しく働くための上司ガイド:異文化コミュニケーション
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
日々の仕事の中で、
「もっと意識を高く持って働く」
「意識が足りないから失敗するんだ」
という言葉を耳にしたことがある方はいませんか?
実際、人材育成やカウンセリングの現場でも、意識的に相手と向き合うことは非常に重要。
ですが、その「意識を高く持つ」という行為自体が、どれほど深く積み重ねられているのかが鍵となることには、目を向けている方は少ないのも事実です。
耳を傾けることの重みと意識的な姿勢
私自身、これまでに5万人を超える人材育成と、5千人を超えるカウンセリングを行ってきました。
その中で、最も大切にしているのは相手の話に「意識を向け続けること」。
産業カウンセリングにおいて、ただ単に話を聞くことだけを求められているのではありません。
相手の言葉の背後にある本音や感情を見極めることこそが芯に求められています。
それには、相手に対して誠実な姿勢で耳を傾け、自分の感情や先入観を抑える意識を高めておくことが大事。
色眼鏡を外す:無意識の判断を抑える
多くの場合、人は知らず知らずのうちに自分の偏見や色眼鏡で他人を見てしまいます。
それは特に、長い経験があるほど無意識に行われがち。
人材育成や産業カウンセリングでは、この「無意識の判断」に頼らず、常に意識を高めて相手の本質を見極めることが求められるもの。
何度も同じような状況を経験してきたとしても、その都度、新たな気持ちで向き合う姿勢を保つことが重要なんです。
企業と人材育成のズレを見極める
企業の現場でも、「結果主義」が強く求められる場合がありますね。
結果を重視しすぎるあまり、成長の過程を軽視してしまい、表面的な育成にとどまってしまうことも少なくありません。
ですが、人の成長にはプロセスがある。
そのプロセスの中でこそ、意識的なサポートが必要。
人材育成では、個々の成長を長期的に見守り、ただ結果を求めるだけでは企業は伸びない。
その過程で何を学び、どう変わっていくのかを意識することと同時に、企業も伸びていくものなのです。
無意識の領域:繰り返しの中で生まれる本質的な気づき
「意識的な努力」を続ける中で、最終的には「無意識で行動できる」瞬間が訪れます。
これは産業カウンセリング経験でも同じ。
何度も相手の話に耳を傾け、相手の気持ちや状況を深く理解しようとする意識を重ねた結果、いつしか自然に相手の本音や感情を感じ取れるようになっていきます。
この「無意識で対応できる」瞬間こそ、長年の積み重ねがもたらす成果です。
意識を積み重ね、無意識を導くまとめ
人材育成やカウンセリングの現場で重要なのは、「意識」と「無意識」のバランス。
長年にわたり意識的に人に向き合い、深い思考を持ち続けることで、やがて無意識にその人の本質を見抜く力が育まれます。
企業においても、結果ばかりにとらわれず、個々のプロセスを大切にすること。
そのことができてくると組織全体の成長が促進されます。
意識を積み重ねることが、最終的には無意識で自然に人を育て、社会課題を生み出さない企業に育つ。
そして、世の中から求められる企業として、働く人たちそのものが波及することで企業のさらなる発展に導ける力へとつながるのです。
なにかが起こった時にどんなに自己弁護をしたくなろうとも、結局は日々の積み重ねが今の自分を育ててくれています。
あなたは意識を積み重ね、無意識を導くことができていますか?
意識を積み重ね、無意識を導くショート動画
https://youtube.com/shorts/shg4QNaa5Lo