頑張り屋だと気づいていないあなたへ: 自己肯定とバランスの重要性
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
共感力を高めたいけれど、何だか難しそう
「共感力を高めたい!」と思っていても、どうやって実践すればいいのか迷う方も多いのでは?
確かに共感力というものは人間関係を豊かにする大切なスキルかもしれません。
ですが、ただ「共感しよう」と思うだけではなかなか身に付くほど簡単でもないもの。
そこで今回は、共感力を日常で実際に高めるためのシンプルな方法を5つ紹介します。
今日からできることばかりなので、ぜひ試してくださいね。
1. アクティブリスニングを実践する
共感力を高めるために力を入れるのはアクティブリスニング。
相手の話をただ聞くだけではなく、相手が本当に言いたいことや感じていることを理解しようとする姿勢のことですね。
相手が話している間は、スマホを見たり、別のことを考えたりしません。
しっかりと相手に向き合い、目を見て、耳を傾けましょう。
そして、相槌や適度な質問を交えながら、相手の感情に寄り添うよう努めます。
何かをしながら話をきくのはNG
スマホで調べる習慣がある方がやりがちなのは、相手が話しているそばから、スマホで調べ物をすること。
これは、人付き合いの中で、相手をないがしろにしている行為。
合わせて、自分のことをないがしろにしてしまう行為です。
とはいえ、仕事がいそがしかったら仕事をしながら話をきく。
パソコンで何かをしつつ、話を聞くなども該当するもので、よくやってしまいがちです。
2. 自分の感情を知る
共感力を高めるためには、まず自分の感情を理解すること。
日常生活で自分がどんな感情を抱いているのかを意識的に観察しましょう。
感情日記をつけたり、瞑想を取り入れて自分の感情に気づく時間を作ることも効果的。
自分の感情を知ることで、他者の感情にも敏感になり、共感しやすくなります。
自分の気持がわからない人が多くなっている
産業カウンセリングを行っていると、「一般的に」とか「普通だったら」とか、自分のことがわからないまま、感情的になっている方が多いことも事実。
「ご自分はどうなのですか?」と自分に意識を向けることが増えました。
他人の行動を必要以上に気にすることは自意識過剰です。
自分をどう見ているかを気にしすぎたとしても、相手も自分のことを気にしているもの。
自分が思っているほどに、相手はあなたのことを気にしていません。
3. ジャッジせずに受け入れる
相手の話や感情に対して、すぐに批判や判断をしてしまう方がいます。
これは、共感の妨げにしかなりません。
相手の感情や意見を良・否や正解・不正解などでジャッジせずに、一度そのまま受け入れてみること。
「それは違うよ」と反論する前に、「そう感じるんだね」と受け入れる姿勢を持つと良いですね。
そのことで相手の心を開くことや関係性が整いやすくなります。
4. 相手の立場に立つ
共感力を高めるためには、相手の立場に立って物事を考えること。
ですが、その人そのものの考え方になることは不可能。
そこで、人間に与えられた才能として想像する力と考える力の出番。
相手の気持に寄り添うための意識付け
相手がどんな背景や価値観を持っているのか想像することは出来ます。
また、その立場で自分だったらどう感じるのか想定はできます。
この練習を続けることで、自然と相手の気持ちに寄り添える力が養われていくのです。
5. フィードバックを積極的に行う
共感力を高めるためには、フィードバックを積極的に行うことも大切なこと。
相手の話を聞いた後、「あなたの気持ち、こう感じたんだけど、合ってる?」と情報のすり合わせを適宜入れていくのです。
「わかってもらった」という気持ちは安心感につながる
相手に理解されているという安心感って思っている以上に大切。
ですが、全ての人において、受け取り方にフィルターが必ず入るもの。
そのために、相手のことを理解しているのか、自分を疑う力も必要なのです。
相手に自分の考えを伝えることで、現在の認識に対して互いのすり合わせができる。
誤った見解を持ってしまうことを防ぐことができるのです。
そのことで、より深い共感関係が養われていきやすくなります。
共感力ってどうやって高めたら良いの?まとめ
共感力は、一朝一夕に身に付くものではありません。
日常生活の中で少しずつ意識して実践していくことが大事。
日々の積み重ねが、あなたに疑問というレベルアップを行う機会を提供します。
そして、続けていくことで確実に高めることができるのです。
一度の失敗や二度の上手くいかないことがあったとしても、続けていくことで手応えが必ずある機会に遭遇します。
焦らない、慌てない、侮らない、諦めない
焦らないこと、慌てないこと、侮らないこと。
そして諦めないこと。
人を変え、出来事が変化する中で、相手とのコミュニケーションをより豊かにしていきましょう。
共感力が高まることで、人間関係がぐっと良くなるはずです。
次回予告
次回は、共感力が思わぬ形で悪影響を及ぼすケースについて書いてみようかと。
共感しすぎることで起こる問題や、それを避けるためのバランスの取り方について詳しく解説します。
お楽しみに!