ロジハラとは?論理的な正論が引き起こすコミュニケーションの罠
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
報告のゴーストの実態とは?
前回は「報告の達人」についてお話しました。
今回はその真逆、「報告を怠る『報告のゴースト』」についてお話しします。
彼らはまるで職場の幽霊のよう。
いつの間にか消えてしまい、報告が一切ない状態に陥ります。
さて、このミステリアスな存在について探ってみましょう。
1. ミステリアスな存在
まず登場するのは、「ミステリアスな存在」タイプ。
彼らはまるで透明人間のように、報告の場から姿を消します。
プロジェクトの進捗状況を尋ねると、突然いなくなったかのように音沙汰がなくなるのです。
例: 「〇〇さん、プロジェクトの進捗はどう?」
「……(シーン)」
2. 忘れっぽい幽霊
次に登場するのは、「忘れっぽい幽霊」タイプ。
彼らは報告をすることをすっかり忘れてしまいます。
そして、いつも「明日こそは報告するつもりだった」と言い訳をする。
結果、報告が先延ばしになり、いつの間にか時が経ってしまいます。
例: 「「〇〇さん、進捗報告をお願い。」
「あ、そうだった!すっかり忘れてた。明日こそ必ず報告するね!」
3. 報告嫌いの隠れ家タイプ
そして、「報告嫌いの隠れ家」タイプ。
彼らは報告するのが嫌いで、報告の時間が近づくと姿を隠してしまいます。
まるでかくれんぼをしているかのようです。
例: 「「〇〇さん、進捗報告を頼むよ。」
「……〇〇さん、、どこにいるの?」
4. 効率重視のスピードスター
「効率重視のスピードスター」も忘れてはいけません。
彼らは仕事を早く終わらせることに集中しすぎて、報告を省略してしまいます。
結果、他のメンバーが状況を把握できずに困惑することが多いのです。
例: 「「〇〇さん、プロジェクトの状況は?」
「あ、もう全部終わったよ。報告?あれ、必要だったっけ?」
5. マイペースなフリーランサー
最後に、「マイペースなフリーランサー」です。
彼らは自分のペースで仕事を進めることを好み、報告のタイミングを気にしません。
そのため、報告が遅れたり、忘れられたりすることが頻繁にあります。
例: 「「〇〇さん、進捗報告をお願い。」
「あ、そうだね。自分のタイミングで報告するから、待っててください。」
報告を怠る「報告のゴースト」の実態まとめ
一番は報告のゴーストを撃退すること。
「報告のゴースト」は職場の効率を下げます。
そのことでチームのコミュニケーションを妨げる存在。
言い訳するくらいなのはまだ可愛いもの。
できていないのに「出来た」という嘘も多いことから不信感を増幅させることにも。
都合が悪くなると、ごまかすし、話をそらす。
最終手段は、存在すらなかったかのような水掛け論。
頼んだ事実さえかき消されてしまうのです。
引き継ぐ人の苦労や大変さなど知ったこっちゃない。
そして、こういった人程こそ、評論や相手を批判することは氷のように冷すぎ。
けれど、自分のことは棚上げで全く出来ていない。
毎回、どの口が言っているのやらとため息が出るほどに。
報告のゴーストを撃退するには、定期的なチェックインや透明性のあるコミュニケーションの環境を作ることが重要。
小さな報告をこまめに行うことで、幽霊が現れる余地を与えないようにしましょう。
次回は、「報告の名人」が実践する具体的なテクニックについて書きます。
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