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新しい仕事をすばやくマスターする秘訣(最終編)

2024年7月5日

テーマ:心のあり方のヒント

コラムカテゴリ:ビジネス

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。

これまでのあらすじ

こんにちは、再び読んでくださり嬉しいです!
さて、これまでの連載では、受け身ではなく自発的に動くことの重要性や、メモの取り方についてブログを書きました。

今回は、仕事をもっと効率よく覚えるための「質問の仕方」に焦点を当てます。
質問の仕方を工夫することで、疑問点をスッキリ解消。
そして、仕事のスピードをグンとアップさせましょう。
質問

仕事の覚え方ポイント:質問の仕方編

質問の仕方を工夫する

教わったことをメモに残し、しっかり覚える努力をしても、業務を進めていくと、必ず新たな疑問点や不明点が出てきます。
他にも「指示された業務の内容が理解できなかった」というときもある。
そんなときには、疑問点は質問してクリアにすることが大切です。
ここでは、相手にスムーズに質問するためのコツをご紹介します。

質問をする際は、出来ていることわかっていることを伝える

質問をする際は、わかっていることや出来ていることの要点を押さえること。
そすることで見落としや理解不足の点を端的に伝えてくれるようになります。
そもそも、仕事がわかっていないのですから、自分がわからないことを質問することはできませんもんね。

要点を絞って質問する

質問をする際、疑問が浮かんだ状況を相手に一から説明してしまうことが良くある。
ビジネスコミュニケーションでは「結論」から伝えるのが基本です。
「●●の手順について、もう一度、教えて下さい。」
「●●の際、このポイントでどうしてもつまずきます。どのようにするとスムーズに進められますか?」
など、始めに要点を絞って、自分の求めていることが伝わるように。

要点を絞るときに注意することとして

よくある会話の中で、要点を絞る際に、愚痴や不満を伝えることと勘違いする方がいます。
例えば、

出来ません
上手くいきません
自分ではダメです。

というような拒絶するような伝え方です。

上記のような伝え方は要約ではありません。
なげやりになって、ふてくされていると誤解を受けることにも。

「子どもじゃないんだから…。ちゃんとやってよ」という気持ちを相手が持ってしまえば、教え方も突き放したような状況になることも予測できますね。
忙しい相手の感情に不安を投げかけ、自分も劣等感を増幅させないように言葉を選びましょう。

さりげなく相手の言葉を繰り返す

相手の言った言葉をさりげなく繰り返すと好感を持たれやすいもの。
また、聞き取りミスの防止にも役立ちます。

ただし、多用しすぎると不信感が生まれます。
テクニックばかりを意識せず、相手の話す内容を確認したいときに活用しましょう。

クローズド・クエスチョンで疑問が解決できる回答を引き出す

新しい仕事に就いたばかりの頃は、分からないことを周りに質問する場面が多いもの。
質問の際は、「Yes/No」の回答を求める「クローズド・クエスチョン」がオススメ。

ちなみに、
質問の仕方には、相手に自由な回答を求める「オープン・クエスチョン」
「Yes/No」の回答を求める「クローズド・クエスチョン」
の2種類があります。
2つの質問の仕方については、また別の機会にお伝えしますね。

質問の仕方の簡単事例

疑問が解決できる回答を得るために「Yes/No」の回答を求める「クローズド・クエスチョン」事例について記載します。

「この業務手順で合っていますか?初めてで不安なので、見てください。」
「自分でこう考えた/やってみたのですが・・・」という前提を伝えたうえで、「これで合っていますか?」というクローズド・クエスチョンで質問。

「この箇所は、AとBのどちらを求められますか?」
選択肢をいくつか提示し、相手が答えやすいシンプルな聞き方を実践。
わかること、出来ていることを伝えておくと補足を聞くことが可能になります。

新しい仕事をすばやくマスターする秘訣(最終編)まとめ


新しい仕事に就いたばかりの頃は、毎日覚えることが多く、大変だと感じることも多いもの。
ですが、焦りは禁物です。

全ては日々の業務の基礎づくりから。
教わったことをしっかりとメモし、繰り返し復習することから始まります。
そういった振り返り業務を実践すると、着実に仕事を覚えていけるはず。

なかでも、質問の仕方を工夫すること。
このことで、新しい仕事を効率よく覚えるための強力なツールになります。
要点を絞って質問し、相手に理解を得られやすい形で質問すること。
そのことができると、スムーズに疑問を解決できます。
自分に合った質問の仕方を実践し、着実に仕事をマスターしていきましょう!

それでは、新しい職場で仕事をマスターすること目指して、楽しく過ごしてくださいね!
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この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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