退職をするときは転職先を見つけてからが良いのでは?
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
みなさん、ストレスって体に悪いと一般的に考えられていますよね?
多くの病気の原因がストレスだなんて言われています。
でも、ちょっと待ってください。
本当にストレスのない人生が幸福なのでしょうか?
ストレスフリーの罠
最新の研究によると、ストレスのない人は実は鬱になる確率が高いそうです。
これって驚きですよね。
仕事や人間関係のストレスから逃げると、どうしても孤独に陥ってしまいます。
そして、ストレスと戦う力も低下してしまうんです。
これでは、ちょっとしたストレスでも心が病んでしまいます。
考えてみれば、引退したビジネスパーソンが老いやすく、病気になりがちなのも同じ理由かもしれません。
ストレスから逃れることで、心身が弱ってしまうのです。
適度なストレスの効用
一方、適度な緊張感やプレッシャーがもたらすストレスは、実は身体を活性化させ、人を元気にします。
面白いことに、「ストレスは健康に悪い」と思っている人ほど死亡リスクが高いという調査結果もあります。
「ストレスは成長につながる」と意味を見出している人は、健康面で良い結果が見られるんです。
ストレスを味方にする
ストレスを感じると、アドレナリンやコルチゾールといった「闘争・逃走」ホルモンが分泌され、心拍数が上がり、身体能力が高まるそうです。
そして、「ストレスは良いもの」と認識していると、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンなどの幸せホルモンも分泌される。
一方で、「ストレスは悪いもの」と思っていると、これらの幸せホルモンが分泌されず、免疫力が低下してしまうようです。
ストレスと成長の関係
ストレスに意義を見出せば、免疫力が上がり、寿命も伸びると調べていて分かりました。
自分のことを振り返ると、ラジオ番組を運営していた時、仕事を抱え込み夜中の2時頃に寝ることが続き、円形脱毛症になりました。
ですが、それまでも仕事を抱え込むことで夜中の2時頃になることは当たり前だったのにとても元気でいられました。
今を振り返れば、ラジオ番組の運営では、「成長」や「貢献」という意義を見出せず、過度な緊張感と時間に追われている気持ちが強すぎたからだと思います。
ストレスマネジメントのコツ
仕事、子育て、介護など、現在の生活でストレスから無縁でいることは難しい。
それならば、ストレスに意義を見出し、上手に利用する態度を取ると良い。
ただし、ストレスマネジメントは筋トレに似ています。
適度な負荷は必要ですが、負荷が大きすぎると怪我をしてしまいます。
あまりに過大なストレスは周囲の力を借りて軽減することが大切。
私の身近な事例
最後に、私の最近の事例を共有します。
毎日ブログを書くことはご想像の通り、大変なストレスです。
始めた当初は本当に憂鬱で、毎日今日は何のブログを書こうかと追われていました。
ある日、ブログを通じて、反響があることで、執筆の能力が高まっていると意義を見出したこと、自分なりの方法を編み出したことで、ブログを書くスピードが格段に早くなりました。
・・・とはいえ、ストレスは無くなることはありません。
ですが、「成長」や「貢献」という自分なりの意義を見出し、現状に感謝することで心持ちは穏やかになったのは不思議です。
まとめ
ストレスに晒されたとき、人は成長します。ストレスは人生を美味しくするスパイスです。
避けるのではなく、楽しく堪能していきましょう。
ストレスをポジティブに捉え、自分の成長や貢献の機会と考えること。
そのことで毎日をより豊かに過ごせるようになります。
みなさんも、ストレスを感じたときは、それを成長の機会として捉えて、楽しんで取り組んでくださいね!
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