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自主性を引き出す!かくれんぼうで上司と部下の絆を強化

2024年6月2日

テーマ:やる気を維持するヒント

コラムカテゴリ:ビジネス

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。

新人育成には、かくれんぼう(確・連・報)

ビジネスの新しいトレンド、「かくれんぼう(確・連・報)」をご存じですか?
これは、「確認」「連絡」「報告」の略ですが、子供の遊びのかくれんぼとは違います。
最近注目されているこの手法は、部下が自主的に考え、上司に確認するという新しいコミュニケーション方法。
喜び

ほうれんそうと(報・連・相)の違い

ほうれんそう(報告・連絡・相談)と聞くと、なんだか健康に良さそう。
ですが、ビジネスではちょっと物足りない。

ほうれんそうは、「相談」が含まれています。
ですが、これが「確認」に変わるとどうなるか?
上司は部下から提案された内容を確認し、問題がなければ「オッケー!」、改善点があれば「ちょっと待った!」とフィードバック。

情報共有がメインの報連相では、部下は相談するだけで、答えを考えるのはいつも上司。
これじゃあ、部下の自立心は育たない。
そこで「相談」よりも「確認」が推奨される「かくれんぼう」が登場。

かくれんぼう((確・連・報))の目的

自立した人材を育てる
かくれんぼうの最大の目的は、自分で考え、動ける自立した人材を育てること。

部下が「上司に相談すれば、自分は考えなくてもいいや」と思っていたら大変。
だからこそ、自分から「○○してみようと思うのですが、どうでしょうか?」と提案。
上司が「うん、いい感じ!」とか「ここをもうちょっとこうしたら?」とフィードバックすることで、自立した人材が育ちます。

かくれんぼうで、自主性を引き出し、業務効率化を図る

部下の自主性を引き出し、自立した人材を育てることで、組織やチームの活性化につながります。
部下が自主的に行動することで、上司は「よし、これで少し楽できる!」と時間を節約。
業務の効率化が図れます。
さらに、自立した人材が育つと、会社全体の業務スピードもアップします。「この会社、速い!」

かくれんぼう実践のポイント

かくれんぼうしやすい環境作り

職場で「かくれんぼう」が推奨される環境作りのポイントをいくつかご紹介します:

部下に「自分の考えを持ってきて!」と呼びかける。
内容に関して上司が確認し、「いいよ!」と承認する。
はじめは戸惑う部下もいるかもしれません。

そのときは「おひたし」を意識する。
お:「怒らない」
ひ:「否定しない」
た:「助ける」
し:「指示する」
を、意識して部下が「話しやすい!」と感じる環境を整えましょう。

部下の話を聞き出す

部下が「○○してみようと思うのですが、どうでしょうか?」と自分の意見を話すのは緊張します。
上司は、違う意見でも「ふむふむ」と頷きながら最後まで聞くこと。
そうすると部下は「話しやすい!」と感じます。

もし部下がうまく話せない場合は、質問を交えながら話を引き出しましょう。
「質問してくれると、何を知りたがっているかが分かる!」と部下も話を整理しやすくなります。

部下より先に結論を言わない

部下からの報告に対して、上司が先に結論を出したり指示をしたりしないことが大切。
承認できない場合は「フィードバックを繰り返して、部下の自主性を育てよう!」と心がけること。
より良い方法を導き出せるようにアドバイスすることが大切です。

かくれんぼう(確・連・報)のまとめ

かくれんぼう(確・連・報)は、自立した人材を育て、組織全体の効率を向上させるための強力な手法です。
部下の自主性を尊重し、適切なフィードバックを行うことで、ビジネスシーンにおいて大きな成果を生むことが期待できます。
次回のミーティングで、「さあ、かくれんぼうしよう(確認・連絡・報告)!」と言って話をはじめてみるのも有り。
上司も部下も、楽しく仕事ができるかもしれませんよ。
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この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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