個人発展と質問力の関係
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
令和時代の新入社員には、これまでとは違った傾向があります。
時代変化による特徴を理解し、個々の特性に合わせたアプローチが重要。
以下では、新入社員に見られる主要な傾向を解説します。
報告・連絡・相談が苦手
新入社員は、報告・連絡・相談を苦手とする傾向があります。
他人からどう思われるかを気にしすぎます。
そこから、自発的にコミュニケーションを取ることに壁を感じやすい。
何かを報告する際に、
- 何をどう伝えていいのかわからない。
- 言葉でうまく言えない。
- 間違えていたらどうしよう。
- 注意や失敗を責められたくない
- できない奴だと思われたくない。
といったことから、報告・連絡・相談は滞りがち。
これにより、社内の情報共有が遅れ、誤った方向に進んでいるリスクが生まれているのではないでしょうか。
目立たないことが美徳になる受け身な姿勢
令和時代の新入社員には、受け身の傾向があります。
自分から積極的に行動するよりも、指示を待ってから動くことが多い。
言われた指示のみおこない、指示がなければ何もしない場合もあります。
これは、目立たないように育ってきた影響からか、失敗を恐れて余計なことをしないようにしている傾向が見られます。
指示待ちの態度が続くと、企業側は新入社員に細かく指示を出さなければならず、結果として自発性が育たなくなる可能性は避けられません。
ですが、「自分で少しは考えて」と伝えてしまうと、聞いてはいけないと過剰反応を起こしてしまっているケースが殆どです。
閉鎖的環境から生まれたコミュニケーション
新入社員は、心を開いて話せる人の範囲が狭い傾向があります。
対面でのコミュニケーションよりもSNSを使ったやり取りに慣れています。
そのため、意見の異なる人とのコミュニケーションを避けがちです。
幼少期から他者と異なる意見を述べるとことはタブーとされていることが多く、そのことに抵抗を感じるためかもしれません。
そうなると、自分と同じ考えの人とだけ関わろうとするようになりがち。
しかし、仕事では多様な人とコミュニケーションを取る必要があり、産業カウンセリングなどで認知の歪みを解いていく必要が高くなります。
プレッシャーをかけられる経験が少ない
新入社員は、失敗を恐れて強いプレッシャーを感じやすい。
SNSの世界では、失敗した人が炎上することもあるため、間違えたくないという意識が強くなります。
大人の世界にしても、政治家の執拗な吊し上げや情報番組などでも過剰に人を攻撃している姿が映し出されている割には、会社ではハラスメント教育を行っている矛盾にもとても敏感。
そのようなことから、過度なプレッシャーがかかると、失敗を恐れて行動することができなくなることや、精神的なストレスを抱えることがあります。
企業側はこれまで当たり前だったことに対して、そうではなくなった時代変化に目を向け、新人が安心して仕事に取り組める環境を作ることが求められています。
正解を求めすぎる
新入社員は、インターネットによって簡単に情報が得られるため、物事には必ず正解があると信じる傾向があります。
そうなると、現実の仕事には明確な正解がないことも多く、新入社員はその不確かさに不安を感じることが多々あります。
企業側は、明確な答えがない状況での対応方法を教えることで、この不安を軽減させることが重要になりました。
承認欲求が強い
新入社員は、SNSでの「いいね」などの承認経験から、自分が認められることを強く求める傾向があります。
承認欲求が強いと、認められないと働く意欲を失いやすい。
そのことから、ストレスを感じることが多くなります。
企業側は、新入社員の承認欲求を適切に満たしながら、自己肯定感を高めるような指導を心がける意識改革も必要となりました。
まとめ
以上が、令和時代の新入社員の傾向です。
企業とともに成長してゆく新人教育。
時代変化による特徴を理解し、個々の特性に合わせたアプローチを考えることが求められます。
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