令和時代の新入社員の傾向:求められる接し方の工夫
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
今時期は卒業、4月になれば入学ですね。
これまで保育士の転職相談が増える時期は年に2回。
一旦は6月頃から増え始めます。
次の山は11月末から増え始め3月に退職する流れは変わりません。
この年に2回の時期がピークです。
再就職支援や転職支援を行ってきたからこその状況を書きます。
保育士は社会において非常に重要な役割を果たしています。
保育士の存在は、子どもたちの成長や発達にとって極めて重要です。
また、これまで当方で再就職を行ってきた方々の半数以上は保育業務を選択していません。
そのことから、社会全体に及ぼす影響も大きいと感じます。
保育士をやめた理由
保育士の相談内容で聞く退職理由。
- ちゃんと教えてくれない。
- やることがありすぎて辛い。
- トイレや飲み物を飲むことも忘れるくらい時間を取れない。
- 職場や保護者との人間関係が怖い。
- 園の方針があわない。
- 相談すると園内で直ぐに広がるので相談相手がいない。
- 園がやりたい研修ばかりで、保育士悩んでいることに対する研修がない。
上記の内容が離職率に大きく関与しているようです。
保育士退職の影響
保育士の離職は園にとっても深刻。
安定した保育環境が提供されないことは既存の先生方にも大きく影響します。
子どもたちの安全や健康面、発育支援の懸念も不安でしょう。
先生不足は受け入れる子どもの数が制限されてしまいます。
また、そのことで待機児童の増加に拍車をかけ、保護者に与える影響も深刻。
保育業界全体においても、人材不足が深刻化し、保育の質が低下する恐れも背中あわせです。
離職率を減らすための取り組み
離職率を減らすためには、利害関係のない方からのヒアリングが大事です。
あわせて産業カウンセラーのカウンセリングを導入することでガス抜きが可能になれば定着率も上がります。
特に民間企業に努めたことがない保育士は、民間企業の研修を受けている保護者の伝えていることが「恐怖や不安」となり、受け入れにくい場合が多いようです。
保護者からすれば論理的に話をしているようなのですが、自己肯定感が低い保育士の場合は、攻撃をされているように受け取りやすいようです。
特に、再就職支援におこしの保育士は、もう二度と保育士の仕事は選ばないという方が殆ど。
そして高い割合で自己肯定感が低く抑うつ状態に陥っています。
労働環境の改善にも、閉鎖的な環境下の中で手探りの改善でしたらズレが生じます。
保育士のキャリア支援やスキルアップの機会を提供する内容にも時代変化に伴った見直しと精査が急務のようです。
個人レベルでの対処法
保育士自身もストレスや負担に対処する手段を持つことが重要です。
特に、スイッチが入りやすい時期前にセルフケア研修を取り入れて、ガス抜きを図ります。
プロフェッショナルな成長のための継続的な学習やスキルアップの場が、「自分のやりたい保育」を生み出し、園と指針が合わないと判断することも見られています。
そのため、理想と現実の間で自信喪失の対策を職場で行うことは厳しい。
産業カウンセラーがヒアリングを行い、課題対策の研修や教育を行うこともオススメです。
まとめ
保育士の離職率の問題は深刻です。
安定した保育環境を提供するために、さまざまな方策も時代変化に合わせたことへの検討が急務です。
チホズ文字分析なども検討し、既存保育士の育成の仕方やトラブルになりそうなこと、助言方法などしっかりと探る必要がありそうです。
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