子どもにでも勉強モードであれば思い違いがある
オンライン 産業カウンセリングのチホズスタジオ。
産業カウンセラーの鎌田千穂です
今日は、夫婦間のトラブルを解消するためのお話を。
2月に入ると増えるご相談は、夫婦関係のトラブルです。
理由は簡単で、年末年始の過ごし方が関係していることが多いものです。
夫婦関係にはさまざまな課題や困難がつきものです。
そんな時は、お互いに理解し合い、協力し合うことに目を向ける必要があります。
夫婦間のトラブルはさまざまな原因によって引き起こされるうち、よくあるお話を以下に挙げます。
トラブルの一例
コミュニケーション不足
コミュニケーション不足は夫婦間のトラブルの主な原因の一つです。
お互いが十分に意見を交換せずに溜め込んでしまうと、不満や不和が蓄積されることがあります。
価値観や目標の不一致
夫婦間で価値観や目標に違いがある場合、生活の方針や意思決定に対する衝突が起こることがあります。
これは、将来の計画や子育てに関する意見の相違などに現れることがあります。
家事や育児の負担の不均衡
家事や育児の負担が片方に偏っている場合、不満やストレスが生じることがあります。
特に、共働き夫婦の場合は、仕事と家庭の両立についての負担が増加。
そのことでトラブルの原因になることがあります。
お金の問題
お金に関するトラブルは夫婦間でよく見られます。
収入の不均衡や浪費、貯蓄や投資に関する意見の相違など。
夫婦間の緊張を引き起こすことがあります。
ストレスや精神的な問題
仕事や家庭のストレス、精神的な健康の問題などが、夫婦間のトラブルの原因になることがあります。
これらの問題が解決されないと、夫婦間の関係に影響を与える可能性があります。
夫婦間のトラブルを緩和するための向き合い方
コミュニケーションを改善する
夫婦間のトラブルを解消する第一歩は、オープンで率直なコミュニケーションです。
お互いの気持ちや考えをしっかりと伝え、理解し合うことが重要です。
大切なことは感情はのせないこと。
建設に物事を構築していき、冷静な対話を心がけましょう。
相手の立場を理解する
トラブルが起きた時には、お互いの立場や気持ちを理解することが大切です。
相手の視点に立って考え、共感すること。
対立を解消し、協力して問題を解決することができます。
妥協と柔軟性を持つ
トラブルの解決には、時には妥協することが必要です。
自分の意見や要求だけでなく、相手の意見や要望にも柔軟に対応することが大切です。
お互いに譲り合い、共通の解決策を見つける努力をしましょう。
共通の目標を設定する
夫婦は共通の目標を持つことで絆が深まります。
お互いの希望や目標を共有し、一緒に向かって努力すること。
困難な時でもお互いを支え合うことができます。
専門家の助言を求める
必要であれば、専門家の助言やカウンセリングを受けることも検討しましょう。
産業カウンセラーやセラピストは中立的な立場から問題を客観的に分析します。
知識や経験という、専門家しか持ち合わせていない知的財産を提供します。
そのことから適切なアドバイスを提供してくれます。
そのことで、気持ちを高ぶっている時などは、とても落ち着きやすいことが魅力です。
ですが、専門家は、そのことで生計を立て、人の困りごとを解決しているのですから有料です。
中には、ご家族や知人を間に入れる方もいますが、中立の立場をとれず、更に炎上することも多い。
専門家を入れない場合のコツは、長く続けるための円満な夫婦関係をどうするのかを取り決めること。
感情を捨てて、互いの妥協点に向き合い、話し合う時間をつくることが鍵です。
まとめ
夫婦間のトラブルは誰にでも起こりうるものです。
コミュニケーションと協力を大切にし、お互いの理解を深めながら解決していくことが重要です。
夫婦関係が1年であれば、子どもの年齢と同じく1歳です。
生まれたばかりの赤ちゃんに対して、いきなり話せとは言わないですよね?
また、「早く歩いて欲しい。」と願ったとしても、直ぐに歩くことは不可能です。
夫婦関係も結婚生活が10年だったら、たったの10歳です。
子どもには、何度となく「言って聞かせて、させて見せて、褒める」ことができる。
それなのに、夫婦関係でそのことができないのは何故と疑問を持つことが大切。
人間関係は、常に時を重ねて成熟していくもの。
ほんの数年で互いがわかり合っている夫婦を私は知りません。
必ずどちらかが何らかの不満を持っている場合がほとんどだからです。
困難な時こそ、お互いを支え合い、共に成長する素晴らしい機会と捉えてくださいね。
そのことで、建設的に感情を横において前向きに夫婦関係の成長を育んでいきましょう。
最後に
私はある出来事が三回続いたら離婚をすると決めていました。
そのことで、子どもたちの協力があり、20年を超える結婚生活にピリオド。
ですが、そもそも離婚をするために結婚をしたわけではありません。
両親が他人になった際、子どもたちの気持ちを考えると、いつも心が痛くなります。
この仕事を通じて、どんな力があれば良かったのかと常に振り返り今の私がいるのです。