ゴールデンウィークを利用した室内の模様替え
役柄がある方は、人事異動の通達時期ですね。
新しい職場に行くことが決まる時期は、次の職場で上手くやって行けるのか、人間関係の構築への不安がストレスの一因となることがあります。
この記事では、産業カウンセラーが教える、新しい職場での人間関係構築とストレス軽減のためのコミュニケーションの秘訣を紹介します。
コミュニケーションの大切さと理解の深め方
職場でのストレスを軽減するためには、まずコミュニケーションの大切さを理解することが不可欠です。
見ず知らずの方と顔合わせをする時は、他人が自分をどう見ているかを意識しすぎるあまり、自意識過剰気味に陥りやすいものです。
苦手なタイプの人がいたらどうしよう・・・。
わからない事がわからないのに、「わからない事があれば聞いてね」と言われたら・・・。
という気持ちを持っていたら、なかなか行動に移せないことが増えてしまいますね。
そんな時は、産業カウンセラーと契約をしている企業であれば、そちらを利用してみましょう。
ちょっと余談話。
もともと、1972年に制定された、「職場における労働者の安全と健康の確保」や「快適な職場環境の形成促進」を目的とする法律に基づいて、大中規模の企業では産業カウンセラーの必要性を考える風土が根付いてきました。
そこから、産業カウンセラーの学びを深めることを通じて人事労務の関係者などが資格取得をしていました。
ですが、最近では50名を超える従業員がいないところでも、従業員間のハラスメント事例やメンタルヘルス不調者の対応を余儀なくされており、産業カウンセリングの場を設ける必要が出てきています。
そういった経緯もあり、外部の産業カウンセラーと企業間の守秘義務を基に、伴走支援の契約をしている企業が増えています。
産業カウンセラーと接点を持ち、産業カウンセリングを通じて、他者との理解を深めるためのコミュニケーションスキルやアプローチ方法を直に体得してください。
相手を理解し、理解されることで、人間関係はより良好になります。
もしも、自分の勤めている企業に
産業カウンセリングを受ける場所がありません。
勤めている会社の仕組みを信用ができないので、違うところが良いです。
とお感じであるなら、
厚生労働省 働く人の「こころの耳無料電話相談」
https://kokoro.mhlw.go.jp/tel-
などもご利用されてください。
先ずは、「職場でのストレス軽減コミュニケーションの秘訣」を実践するためには、人間関係の構築への不安によるストレスを解消しておくと、思考による行動制限が解かれやすくなります。
自分の強みと相手の強みを活かすコミュニケーション
人間関係を構築する上で、自分と相手の強みを理解し、活かすことは大切です。
これには、過去の経験や成功体験を振り返り、自身の価値観やスキルを見つめ直します。
産業カウンセリングを通じて、自分の強みに向き合い、「自分は自分で良いんだ!」と自信を持つことは、積極的で健全な「職場でのストレス軽減コミュニケーションの秘訣」です。
そのためには、
①相手の強みを尊重する
コミュニケーションにおいて、相手の強みを理解し尊重することは、対話の質を向上させます。
他者の成功や得意な分野に敬意を払い、共感することで、信頼関係が築かれやすくなります。
相手の強みを受け入れることは、建設的な対話を促進し、協力関係を強化します。
②強みを組み合わせて創造的な対話
自分と相手の強みを組み合わせることで、より創造的で豊かな対話が生まれます。
お互いの強みを活かすことで、新しいアイデアや解決策が生まれ、共に成長できるチャンスが広がります。
強みを理解した上でのコミュニケーションは、より効果的で協力的なチームワークを促進します。
③フィードバックを活かして成長する
コミュニケーションは常に進化します。
これだけやっているのに・・・
頑張ったのに・・・
先に行ってくれたらいいじゃん!
主観的な感情は痛いほどわかります。
ワナワナする気持ちがあるけれど、深呼吸をして頭の隅に移動させて、受けたフィードバックを他人が受けたかのように捉えて純粋に精査してみましょう。
その方の立場を考慮してみると、何を言わんとしているのか、改善点を見つけることが可能になってきます。
自分の強みを生かすには、相手からのフィードバックを自分のモノにすることで、更に数倍の手ごたえを得ることも増えてきます。
不必要な感情を他人が受けたかのように捉えて純粋に精査し、そこからフィードバックに「有難いなぁ」という感謝の気持ちを持つと、自然に「有難いことを見つける力」が備わり始めます。
そのような姿勢は、相手も変化が生まれ、お互いがより成長できるような円滑な人間関係が育まれるようになっていくようになります。
まとめ
自分と相手の強みを最大限に活かすコミュニケーションは、個々のポテンシャルを引き出し、共により良い未来に向けて歩む手助けとなります。
お互いの強みを尊重し合い、共に成長することで、より良い人間関係や職場環境が築かれるよう、育んでいくことに意識を向けていくと、これまでとは違った世界感が広がっていきます。