自分を褒める力を育てよう:自分の望む他人の評価を待ってたら一生終わっちゃうかもよ?
業務改善&組織変革
チホズスタジオ(Chi-ho'sstudio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
職場で、自分らしい表現に悩むことは、誰しも同じことで、老若男女の格差はありません。
転職しても同様、新しい職場に飛び込む喜びと、経験したことがない職場環境での自己表現に悩み苦しむのは、知らないだけでなく、事前予告慣れしていることが主な理由ではないでしょうか?
新しい職場にいる人と上手くやって行けるのだろうか?
以前の職場にいた苦手なタイプがいるんじゃないかな?
どちらにしても、ずっと付き合うことになるのは辛い・・・。
こういったことは、過去の苦い経験への固執から生まれがち。
職場での人事異動はもちろん、復職したときも同じ。転職などは特に強く表れるように、誰しも抱えるジレンマです。
この記事では、職場でのコミュニケーションの難しさや自分の気持ちを上手に表現する方法について、少し深堀した内容をおつたえします。
自分の気持ちを整理する方法
職場での自己表現の第一歩は、自分の気持ちを整理することから始まります。
気になることや嫌なこと、不安になることなど、付箋に書きだし、悩みの分類わけをしてみると、自分の傾向が見えてくることも多いです。
また、1人では主観的になりやすいので、身近な人に見てもらってわかることもあります。
ですが、身近な人に見てもらうのはちょっと嫌だなと思うときは、産業カウンセラーに尋ねると近道です。
メンタルヘルスの視点から、感情の整理方法や日常的な気持ちのコントロールのコツについて、自分で掴み取るように、答えを見つけられるように伴走してくださいます。
日常的な気持ちのコントロール
なんといっても「自己でできるケア」が大事
適切な休息やリラックスの時間を確保し、ストレスの蓄積を防ぎます。
なかでも、思考の切り替えによる「ポジティブな思考を育むこと」も重要になります。
否定的な感情が湧いた際に、それを肯定的な視点から見るトレーニングをすることで、楽観的な気持ちを育みます。
「目標設定と達成」も効果的
感情の整理や日常的な気持ちのコントロールにおいては、
小さな目標を設定し、それを達成することで達成感を味わい、ポジティブな気持ちを養います。
信頼できる人とのコミュニケーションやサポートを得ていることに気が付き、恵まれている環境に意識することで感情の安定や心の支えとなります。
これらのアプローチを組み合わせ、日常生活で感情を整理し、メンタルヘルスを向上させることで、自然にストレス耐性が養われていきます。
職場でのコミュニケーションは基本と積極的な関わり方
職場の人間関係にも、コミュニケーションは欠かせません。
産業カウンセリングを通じて、コミュニケーションの基本と積極的な関わり方を体験し、産業カウンセラーのように、マネをしてみることから始めるのもいいですね。
そのことから、仕事での自己表現を向上させることにつながります。
聴き手になり、相手の意見を尊重することを大切にしてください。
また、自分が感じたことを、伝え返すことで、受け取っている内容の正しさを確認してみましょう。
そういった積極的な関わり方もポイントです。
相手との信頼関係を築くことで、業務効率が向上し、働く環境も良好になります。
コミュニケーションスキルを磨くことで、自分の意見やアイデアを的確に伝え、職場での存在感を高めましょう。
アサーションの力を身につける
職場で自分らしく、人間関係を築き上げるには、アサーションのスキルが欠かせません。
アサーションとは、自分の気持ちや考えを相手に伝えつつ、相手のことも配慮し、自分も相手も大切にした会話力です。
例えば、互いの意見が食い違った場合、攻撃的に相手を打ち負かす気質を持った方、非主張的に相手に合わせる気質の方がいますが、これは優劣を付けるコミュニケーションとなるのでNGです。
アサーションは、お互いが歩み寄って一番いい妥協点を探る働きかけを身に着けることです。
アサーションの基礎は、これまで記載している「自己認識」をしていることが大前提です。
自分の感情や考え、価値観を明確にし、自分を自分が深く理解をすることで、他人にも自分を伝えやすくなります。
①アサーティブでは断言力を養います。
相手も大事に自分も尊重したアサーションは、具体的で簡潔な言葉を使って、自分の意見や要望をはっきりと伝える会話です。
②感情の表現
感情はアサーションの一部。率直に感情を表現することで、相手との理解が深まります。「私は~と感じています」という形で感情を伝えてみましょう。
③リラックスした姿勢
相手との対話ではリラックスが大切。堂々とした態度で、相手と平等な立場でコミュニケーションをとりましょう。
④適切なフィードバックの受け入れ
成長するためには他者からのフィードバックが不可欠。
建設的な意見や批判も受け入れ、ポジティブな方向に向かって改善していきましょう。
⑤「いいえ」の使い方
アサーションは「いいえ」と言えることも含みます。
自分の限界や意見を尊重し、無理な要求には堂々と理由を述べて「いいえ」と言いましょう。
⑥産業カウンセラーとロールプレイング
友達や同僚と一緒にロールプレイングをしてみましょう。
ただ、親しい人は教えてくれない事もありますし、同じ感覚を持った方同士なこともあり、気が付かない事も多いのです。
産業カウンセラーとロールプレイングをやってみると、カウンセリング経験があることもあって、様々な人の立場で役柄に合わせてお答えくださいます。
そういったことから、様々な状況でアサーションの練習をしてみましょう。
まとめ
職場で、自分らしい表現に悩むことは、誰しも同じことで、老若男女の格差はありません。
転職しても同様、新しい職場に飛び込む喜びと、経験したことがない職場環境での自己表現に悩み苦しむのは、知らないだけでなく、事前予告慣れしていることが主な理由。
ですが、一番大切なことは、自分の気持ちを自分が先ずは理解し、整理すること。
そのことにより自己表現がより明確になります。
自己理解の第一歩は、感情の整理には「感情の認識」と「表現」を取り入れ、感じた感情を正確に認識し、それを言葉や表現できることです。
産業カウンセラーが提案するメンタルヘルスの視点では、皆さんが「当たり前と感じていること」に対して、疑問を投げかけ、感情の整理方法や日常的な気持ちのコントロールに焦点を当て、答えを見つける手伝いをすることをおこないます。
人間は生きているときは勉強です。
ご自分で体得するしかありません。
やってみようと思うことから、手探りでもいいので実践してみること。
そのことで、自分なりの方法が見つかりはじめ、より効果的なコミュニケーションが可能になっていきます。
くれぐれも、人を見て自分の対応の仕方を変えてはいけません。
人は、そんなあなたの行動をしっかりと見ています。
自分らしく堂々としたコミュニケーションを楽しむ事こそが、職場での自己表現術の鍛錬です。
どうぞ素敵な人間関係の構築にお役立てください。