研修の目的とねらいを理解する
お子さんの心配をされているお母さま
「子どもの成績を上げたい。」
「人に好かれる人になってほしい。」
「他人に迷惑をかけず、自立して生活してほしい。」
「辛抱強く、あきらめない人になってほしい。」など
少なからず、お子さんに対して、大きくなったらこんな風な大人になってくれたらという願いを持っていらっしゃるのではないでしょうか?
そのためには、お子さんの
「精神力=メンタルマッスル」を鍛えていくことが大切です。
心が強くなれば、自ずとがまんもできるし、やり遂げる能力もついてきます。
そうなれば、キレることもない。
集中力もついてくるので、人間関係においても、学習効率においても格段によくなることはわかると思います。
では、子どものメンタルを鍛えていくためにはどうすればいいか?
それは、子ども自身の捉え方にアプローチをしていくことで変化を提供してみることをお勧めします。
子どもの考え方=親の考え方
人の振り見て我が振り直せとはよくいったもので、
お子さんの考え方=一番近い方の考え方です。
ということは、一番近い方がお母さまだった場合は、お母さま自身が考え方に変化を持たせることが必要です。「子は親の鏡」と言います。
そこで、日常の中で習慣化すると良いことについてお伝えします。
今週はまず『「ポジティブ思考」に変えて「快」感情をつくる習慣』についてです。
①1日2回のポジティブタイムをつくる
寝る前に「今日はいい一日だった」と思い、朝起きたときに「今日はきっと素晴らしいことが起こる」と、目をつぶって自分に言いきかせます。
自分に「自己暗示」をかけることで、脳への入力が「快」に引っ張られます。
大きな「快」の感情は、人の気持ちを高揚させ「ぼくは何でもできる。」「やってやる。」といった「やる気スイッチ」をオンにします。
また、気分が落ち込んだ時は「顔を水で洗う」というように、気分を切り替えるきっかけをつくるのもよいです。
例えば、泣いている子どもに
水で顔を洗うとすっきりするよ!と言って、顔を洗わせる。
「水で顔を洗う=気分がすっきりする。」
という暗示を子どもの脳にかけてあげることです。
興奮している人に、「さあ、このお茶をゆっくり一口のんでごらん。きっと気持ちが落ち着くよ。」
といって一杯のお茶を目の前においてあげるということがあります。
「お茶を一口飲む=気持ちが落ち着く」
という暗示を、相手の脳にかけているのですね。
② 指示に対して「イエス」の反応を素早くする
ある学校では、先生が子どもに指示を出したときに、必ず子どもに「はい(イエス)」と言わせるところがありました。
実はこれは、脳を「プラス思考」に変えていく大切なものなのです。
ここで大切なことは「間をおかない=反射的に」ということなのです。
考えて「はい」というのではなく、反射的に「はい」と言う。
考えてから反応するには、速くても0.5秒かかるそうです。これを0.2秒で反応させるには、反射的でないと無理なのです。
これを習慣的に行うことで、脳は「快」状態である時間が長くなり、失敗してもポジティブに捉えることができるのです。
決して「えーっ」「わかった」などと言わない。
最初の「えーっ」を失くして「わかった」「はい」でいいのです。
そこで、3才ぐらいから、必ず親の指示に対して「はい」と言う習慣を作ってください。
声のかけ方にもちょっとだけ工夫が必要
親:「おもちゃいっしょにかたづけようか。」
子:「はい(うんではだめ)」
もしも「はい」を言わなかったら
親:「はいのお返事は」
子:「はい」
親:(にっこりして)「いい子ね」
このような会話を増やしてみてくださいね。
お子さんの行動に対する大人の関わり方がわかる
教育に特化した6分野16遺伝子を可視化した教育の指針になる遺伝子解析もおススメしています。