後編:グループトークの問題とそのスマートな解決策
全ては灯台下暗し。
灯台は、島や岬(みさき)、港口などに設けてあり、夜は灯光を放ち、船舶に対して航行の安全を図る施設です。
灯台の光が明るすぎて、足元は真っ暗です。
身近な事情はかえってわかりにくいたとえとして使われる言葉があります。
それと同じように、私も含めて、人は身近なこと、他人や他のことはよくわかり、自分の事はちっともわからない。
自分が考えていることが全て正しいと思い始めると厳しいくらいに他人を裁きます。
そして、正義という名の是正を行い始めます。
是正という名の考えの押しつけを通じて、相手の存在を全否定していることは意外と気が付かないものです。
中には、相手が変わるものであって、自分は変わらなくていいという気持ちが生まれると、それを傲慢と言わずに何というんだろうと思うことがあります。
そして、自分が全くできていない生きざまには案外と気付いていないもんです。
全ては灯台下暗し。
人のふりを見て、自分を省み改めることとした反面教師にできる自分がいれば、それは自己成長の一つになるかもしれません。