再就職活動は、人と違う発想で動き続けることが上手くいく シリーズ3/6
就職先で新たな一歩を始める際に、
お勤めする時期により、仕事に取り組む姿勢や要求が変わるという事が多くあります。
それは、企業で働く人たちや自分の心構え次第で、自信喪失になるか自己肯定感が高まるかの明暗がわかれます。
一年の傾向を客観視する
企業は自社の業績を伸ばすために、長期計画を立て、全体で何月にどういった取り組みを行うか年度計画を立てます。
その取り組みに合わせて、その時期に欲しい理想的な人材像を基にした採用計画などが持ち上がります。
それが、ご自身が経験してきた過去の就職活動における経験と企業の採用基準が一致しない理由の一つになります。
わかりやすい例えでいえば、以前の就職活動では
「初心者で経験がないけれど、できるだけ早く仕事を覚えて、即戦力になれるように頑張ります!」というような内容で内定をもらえたとします。
しかし、その内容を受け入れてくれる時期やそうでない時期があり、
ご自身の培ってきた経験や技術に注目されている期待をする時期やそうでない時期があるという時間軸があるのです。
そのため、再就職支援においては、
一年を通して、4月や5月は中途入職者でも丁寧に手取り足取り教えてもらえる時期、
7月や8月あたりから、今までやったことがある内容で仕事をする方が望ましい時期、
10月から年末年始の繁忙期に向けて短期間・短時間の期間限定の働き方ができる人が欲しい時期、
1月から3月ぐらいまでが人気の求人案件が多いが、就職活動を行う人も多い時期があると、ざっくりとお伝えをしています。
また、就職活動を行っている人が、一年間を客観的に意識をする必要がある点でもあります。
採用時期を考慮して応募する
時期を見越して、どういった内容が、「この人と仕事をしていきたい」「この人に仕事をお願いしたい」という採用価値として判断されるのか戦略を立て、履歴書や職務経歴書を作成されると、面接の機会が増えていきます。
また、企業の1年を通した時期を自分に置き換えてみると、
新たな仕事に挑戦するとき、ブランクや自信がない時などは、4~5月あたりだと丁寧に教えてくれる時期を狙おう。
7月以降は、今までやったことがある内容で就職すると、経験が生きるから、経験を前面に打ち出そう。
10月以降であれば、次に行きたい企業と似たような職種に努め、経験をつみ、次に行きたい企業には経験者として応募するといいかもなど、就職活動の目安ができてきます。
長く勤めたいという意識は捨てる時代
最後に、長く勤めたいと仕事を探す方が多いのですが、その考えは捨ててください。
昨年の10月から、経営が厳しくなっている企業が多くなっていたところに、今回の新型コロナウイルスの影響で打撃は大きい。
働き方改革も後押しをしてしまい、企業の倒産廃業はますます増えてくる可能性が高いのです。
一つの企業に、自分の生活全般をゆだねる危険性は高まっています。
分散型の収入体系の確立も、明るい未来のためには必要だとお考えになられることが望ましいと考えています。