賢くお金をやりくりしよう!値上がりのストレスを手放す Part2
前回、お伝えしたことは、自分はそういったつもりではないけれど、新たな取り組みは、新たなハラスメントを生むこともあるので、新たな取り組みをした場合は、相手の感想や気持ちなど確認をとりながら対応をされてくださいということをお伝えしました。
詐欺師や詐欺まがいの行為をする人は人受けがいい
今回の話は、自分にとって好い条件で、受け入れやすくした取引を受け入れさせ、もともと承諾させたかった悪い条件の取引を承諾させるという、心理的な面を巧みに駆け引きに取り入れ、相手をだます詐欺や詐欺まがいの行為にご用心くださいということをお伝えしたいと考えています。
詐欺や詐欺まがいのトラブルは変化しています。
今回は、新型コロナウイルスの影響による新たな手法でおもがけない内容を活用して増えていきます。そのため、皆さんには相手の言葉を鵜呑みにせず、冷静になり、話を疑っておくことが重要だと心してください。
他人が築き上げた立場を巧みに利用する
詐欺師や詐欺まがいの行為をする方は、相手が興味を持ちそうな内容を伝え、相手が何らかの形で関係性を構築したいと思わせる話をします。例として「有名人に知り合いがいる」「自分が有名な企業の知り合いがいる」など、自分とは違う他人の立場を利用し、仕事を持ち掛けることや金品含めた何らかの情報をだまし取る方法があります。
相手が有名人や企業などに関心があれば、話が盛り上がり、その話を簡単に信じ込んでしまいやすくなります。他には、国や行政など名前と立場を利用するモノもあり、今だと新型コロナウイルス感染症緊急経済対策、一人10万円の特別定額給付金申請代行など名乗るケースがあるかと思います。あとは、親族を名乗るか親族の友人知人を名乗るケース、性的な挑発などで相手を誘惑し悪用するケースなど。どれしも、人の気持ちを巧みに利用して、詐欺師や詐欺まがいの行為をする方の優位に動くことには違いありません。
人の気持ちを利用することが上手い
そんな、詐欺師や詐欺まがいの行為をする方の多くは、相手を自分の話に引き込み、自分にとって好い条件で、受け入れやすくした取引を受け入れさせ、自分のペースで会話をすすめていきます。
その後、承諾させたかった悪い条件の取引を承諾させるという、心理的な面を巧みに駆け引きに取り入れるのです。その際、相手は自らの意思決定で行動することと、一度その話に乗ってしまうと、不利益だとわかっているけれど、承諾した以上、自らの体裁などを考えて断らないという心理が働き、その不利益な条件のまま、ずるずると継続させてしまうのです。
その後、詐欺師や詐欺まがいの行為をする方の多くは、次第に連絡が取れにくくなり、音信不通になります。そしてやっと騙されていたと気が付いたときは行方知れずになっているのです。
意外と多い詐欺まがいのビジネスモデル
また、詐欺まがいのビジネススタイルは日常でも意外と多くみられていて、インターネットを使った派遣会社の求人や不動産の物件情報も該当する場合があります。
例えば、派遣会社の条件が良い求人に応募すると、その求人は既に決まっており、派遣会社の登録申請に切り替わることで、希望していた仕事とは似て非なる仕事があることも。
他には、不動産賃貸物件でいえば、実際に契約ができない条件が良い賃貸物件を掲載し、問い合わせ後に来店すると契約ができない。どのみち賃貸契約をしたいので、条件が悪い他の物件で諦めて契約してしまうというものもあるでしょう。
たちが悪い相手に出会うと、「なんだかおかしいぞ」と気が付いて断ろうとすると、強気に出る場合や不安を煽ること、人の同情を利用することもあるのです。そのため、そういった人の心理を巧みに利用したやり方に乗せられないようにする必要があります。
電話連絡は耳元で聞かない
対策として、相手が電話で連絡をしてきた場合は、スピーカーモードに切り替え、受話器やイヤホンを通して直に耳元で話を聞かないという事で思った以上に冷静に話を聞くことができます。そして、もう二度と会わないようにすることが先決です。なお、巻き込まれてしまった場合は、弁護士などの専門家を間にたてて、詐欺師や詐欺まがいの行為をする方とのつながりをしっかりと断ち切りましょう。