何かがないから就職できないは思い込み

私のお仕事の一つに、年間1000名を超える方の就職支援もあります。
そんな中で、思い込みのお話を聞く機会が多く、
現実問題として全く違うのだということをお伝えしています。

就職できない思い込みには
・資格がないから
・年を取っているから
・学歴がないから
・子どもがいるから
・介護をしているから
・病気だから
・経験がないから

などが一般的なお話です。

ですが、そういう方の履歴書や職務経歴書を拝見すると、
自らが窮地に陥るであろう不利な点をこと細かく書き、
更に丁寧に仕事においては全く問題ないという、大丈夫な諸事情や理由を明確にし、
履歴書や職務経歴書に記載しているからにすぎず、
自分の言いたい事のみを強く書いている書類だからです。

企業は、その人を採用するにはお給料を払う価値があるかを冷静に見るので、
何ができるかを殆ど書いていない書類であれば、
あなたの健康とご健勝をお祈りいたしますと言う
企業からの不採用通知のお祈り手紙と一緒に返されるわけです。

ひどい場合は、福利厚生が良いから選びました。
近いから御社が最適だと思って応募しましたなどと
自分の都合のみを書いて、企業が自分を採用する際のメリットは全く記載なし。

それでは、面接にならないのも当たり前ではないでしょうか？

再就職や就職活動をされる際には、
いま一度、履歴書や職務経歴書の自己PRを論点をまとめて整理し、
企業が採用するメリットは何かが分かるように、
簡潔かつ明瞭にわかりやすく伝わるかを見直されるといいかもしれません。

最後に、ネットの自己PRや受け売りを、そのまま使っても
あなたの生きてきた魅力は全く伝わらない。
その上、これは何処かで引っ張ってきたものだよねと、
他の方の履歴書や職務経歴書を比較されるので、直ぐに見破られます。

結局は、誰かの引用であり、意思で書いていない文面なのですからわかるのです。
また、上手く面接につながったとしたら、誰かの引用や受け売りなので、自分の事をしっかりと自分が把握していないと、面接のときに質問されると答えられないので、お祈り手紙が届く事が多くなります。

そんな時は、ハローワークの就職支援の窓口の方に色々な助言を求めてください。
無料で添削指導含めた就職支援を行ってくださいます。
客観的な助言と共に、あなたの多くの思い込みを払拭される提案ももらえるかもしれません。

ハローワーク就職支援窓口活用の仕方はたくさんあります。
そのコツの一つとして、始めは同じ人から助言をもらい、いったん書類を完成させます。
そして、お住まいの地域外のハローワークで助言をもらってみられると、全く違った切り口が見えてきたりします。

あ、あと、私も有料でコンサルティング対応を行っています。
対応人数に制限はありますが、ご相談がある場合はご連絡くださいませ。
mail対応とネット電話を活用して、私の空きがある場合は対応いたします。