産業カウンセリングがもたらす光―悩みの中での孤独感を打破しよう
今日は、「どうして、言ったことができないの!?」と言いながら、子供を怒って手を引っ張るお母さんをショッピングモールで発見しました。
私も、人の事は言えない事が数々あるし、ママの気持ちは痛いほどわかります。
けれど、結局はお母さんが自分が思い描く理想像や価値観を、子供に押し付けているだけのわがままということになるわけです。
年齢関係なく、大人だって、何度も同じことを説明したって、自分が思った通りの行動を、言葉で理解して、期待できる結果を出せるなど、ものすごい確率なのですから。
何でもそうですが、大人でさえ
「できて当たり前」じゃなくて、
普通は「出来なくて当たり前」なんです。
世の中、いくら自分が完璧と思ったとしても、人の思考や価値観が違うのだから、完璧な人間など存在しないし、存在するはずがないのです。
一部が完璧でも他が不完全なのが人間。
それなのに、感情に忠実な子どもが、
冷静に「お母さん、悪かった」とか言い出して、
大人のように会話ができて、親の気持ちに寄り添った行動ができたとしたら、そりゃめっちゃ驚くし、気持ち悪くなります。
また、自分が言ったことで、相手が期待通りの結果にならないのは、
自分の伝え方や教え方の未熟さにも原因があるわけです。
もうすこし「できていない未熟な自分」を受け入れて、自分に対する理解を深めて、子どもと一緒にママのスキルが徐々に上げて行かれると良いねと、過ぎ去る姿に応援する気持ちで一杯になった日でした。