カウンセリングの弱み
カウンセリングをしていると必ずと言っていいほど、
嫌いな自分が原因で、悩んで仕事を辞めたり、
これでいいのかって迷って自信がない方が多いんです。
ですが、嫌いな部分をたとえるとしたら、
白いキャンバスの上にある小さな黒い点でしか過ぎません。
白いキャンバスは、あなたの持っている、自分が気がついていない可能性や能力です。
でも、本人の感じ方で、白いキャンバスは全く見えなくなり、黒い点が大きく心を占領してしまい、自分の存在価値や存在意義を否定する要因になりがちです。
そしてそれは、何らかの出来事が起こったことをきっかけに心の傷に変化をします。
その心の傷の一つに、出来事を通じて
「絶対に許せない」という感情があります。
この「絶対に許せない」という気持ちを持ち続け、
何度となく許せない事を思い出す限り、
せっかく癒えた傷を自ら深々とえぐり傷をつけ続け、
常に心を痛めつけて生き続ける事を選ぶ事になります。
そして、この行為をする方がなんと多いことか。
さて、心の傷がいえる一番の方法があるのです。
それは、「許す」ということ。
でも、本当に傷がいえるためには、
許すのは相手からの謝罪をもらうのではなく、
相手から受けた心の傷を引きずり続ける自分の心を許すという行為になります。
そのことで、傷ついた心の止まった時間が終わりのない感情の呪縛から解き放たれることです。
そうすることで、自分の心の傷は自分の気持ちとやっと重なり、人として大きく一つの成長を成し遂げることになる。
誤解しないでほしいのは、相手が謝罪した時は、自分がおかした罪を償うために謝るのだから、相手自身が罪悪感という呪縛から解き放たれたいだけ。
だからこそ、許すという真の意味は、いつまでも自分の傷ついた心を引きずるのをやめて、自分の心の呪縛を解くために必要なものです。
あなたは、自分の心の呪縛にいくつ気が付いていますか?
カウンセリングを受けてみると、
沢山の呪縛に気がつかれると思います。