五月病を吹き飛ばせ
おはようございます。福井の社会保険労務士/シナジー経営の北出慎吾です。夏の甲子園、47都道府県の代表が決まりましたね。今年は、優勝候補と言われた高校が予選で敗退することも多く、春のセンバツベスト4に残った学校も姿を消しています。下剋上ともいわれていますが、それだけ他の学校の選手も練習をしてきたということですね。暑い日が続きますが、悔いのないプレーで試合を楽しんでほしいですね。
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先日、ある企業様の安全大会に講演でお招きいただきました。そこで非常に印象に残る光景を目にしました。それは、職場での熱中症発生を想定した「寸劇(ロールプレイング)」による対応訓練です。単にマニュアルを読み上げるだけでなく、実際に作業員が熱中症で倒れた状況をリアルに再現し、「周囲の従業員がどう声をかけ、どう救護し、どこへ連絡するか」を実演されていました。参加している従業員の皆様が自分事として捉えられる素晴らしい取り組みだと感銘を受けました。
今回は、この安全大会での体験を踏まえ、労務管理と労働安全衛生の視点から、職場における熱中症対策と万が一の対応について触れてみます。
1. 職場における熱中症は「労災」であり「安全配慮義務」
夏本番を迎えるこれからの時期、屋外での建設・工事現場はもちろんのこと、空調の効きにくい屋内作業場や製造業の現場などにおいて、熱中症のリスクは急激に高まります。労働基準法や労働契約法において、事業主には安全配慮義務が課せられています。これは、従業員が生命・身体の安全を確保しつつ働けるよう配慮する義務です。もし、適切な暑熱対策を怠った結果として従業員が熱中症を発症した場合、企業側の安全配慮義務違反が問われる可能性があります。
また、業務中に発症した熱中症は労災の対象となります。事前の予防はもちろんのこと、万が一発生してしまった際の迅速な初期対応は、労働者の健康を守るためだけでなく、企業の法的リスクを軽減する上でも極めて重要です。
2. 「知っている」と「動ける」のギャップを埋める寸劇の効果
多くの企業で、熱中症に関するマニュアルやガイドラインが整備されています。しかし、「頭で知っていること」と「緊急時に体が動くこと」には大きなギャップがあります。
先の安全大会で行われていた寸劇は、まさにそのギャップを埋めるための極めて有効な手法でした。
・「意識がもうろうとしている人に、無理やり水分を飲ませようとしていないか」
・「涼しい場所への移動や、衣服を緩めて体を冷やす冷却処置(首元・脇の下など)が迅速に行われているか」
・「救急車を呼ぶ判断や、上長への報告の連携はスムーズか」
これらをロールプレイング形式で確認することで、マニュアルの文字だけでは見えてこない「現場での臨場感」や「連携の課題」が浮き彫りになります。安全は一人の知識ではなく、チーム全体の連携によって守られるものだと改めて実感しました。
マニュアルを実際に活用してみる。当たり前のことかもしれませんがロープレは効果が高いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【編集後記】
福井県は敦賀気比が出場します。初戦の相手はどこになるか。


