新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査

北出慎吾

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テーマ:コラム

おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。10月1日は各会社で内定式が行われたようですね。内定式では、内定者の結束が高まるような取り組みをした会社もあり、来春無事皆が入社してくれるといいですね。

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人手不足の中、ようやく人材を確保したのに3年以内で退職をする若者は一定数存在します。昔から753の法則で、大卒の3割が3年以内に退職するというデータは存在していますが、今の若者はどのような意識を持っているのでしょうか。人材派遣のスタッフサービスが「新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査」を発表しました。
調査結果によると

●同じ会社で長く活躍するためには、「職場でのコミュニケーションは重要」と8割強が回答。
●7割強が新卒で就職した会社でコミュニケーションに悩んだ経験あり。2割強は「常にコミュニケーションに悩んでいた」と回答。
●コミュニケーションで最も悩んだ相手は、同年代である20代が6割で最多。
●具体的なコミュニケーションの悩みは全体では「とっつきにくい雰囲気があった・嫌われているように感じた」が1位。同年代(20代以下)との悩みでは「業務連絡以外のコミュニケーションの場がなく、人間関係を築きにくかった」が1位となった。
●「退職するきっかけは職場におけるコミュニケーションの悩み」と7割強が回答。
●新卒社員が職場のコミュニケーションが原因で退職しないようにするにはどうしたらよいかの対策を尋ねた質問で、最も多かったのは「新入社員が悩みを抱えていることに気付ける仕組みをつくる」で、次いで「仕事量をコントロールして心や時間に余裕が出るようにする」、「メンター制度など、新入社員が悩みを打ち明けられる場や制度をつくる」が続いた。

今も昔も人間関係で退職する人はいますが、25歳以下の若年層の悩みもコミュニケーション不足が最も多くなりました。特に「同世代同士のコミュニケーション」に悩みを抱えているケースが見られます。
Chatやメールなどでデジタルツールには慣れている年代でも、リアルなコミュニケーションとなると不安を感じることが多いようです。
職場環境づくりは会社の役割ですが、若年層同士のコミュニケーションの活性化に力を入れているという企業が今後も企業の成長・継続性に大きな影響を与えると言えますね。(時代の変化に合わせていく!)

宣伝になってしまいますが、当社ではカード形式の研修やグループワークを取り入れた社員研修を実施しています。コミュニケーション活性化にぜひご活用ください。

【編集後記】
内定式。コロナの時はオンラインで実施する会社も多かったわけですが、今はリアルでの開催がほとんど。いかに入社につなげるか。企業の一大イベントです。

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北出慎吾
専門家

北出慎吾(社会保険労務士)

シナジー経営社会保険労務士法人

顧問契約(労働・社会保険の書類作成、手続き代行)や給与計算業務だけではなく、会社を発展させ、リスクから守る就業規則の作成、人事評価制度の構築や社員研修などを得意としている。返済不要の助成金提案も好評。

北出慎吾プロは福井テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

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