組織・人材マネジメントにおける課題3
新年明けましておめでとうございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。昨年は大変お世話になり、メルマガのご愛顧誠にありがとうございました。本年も引き続きよろしくお願いいたします。年始はいつも箱根駅伝を観ることからスタートします。今年は青山学院大学が総合優勝し2連覇を達成しました。解説される方の影響もそうですが、学生たちの底力に日本の未来を感じますね。こういう躍動感ある若者が入社する魅力ある会社にしたいものです。
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入社1年目から4年目までの若手社員がどのような意識でいるか非常に興味があるところだと思います。ALL DIFFERENT株式会社と人と組織の未来創りに関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所が会人1年目から4年目の若手社員1,200人に対し意識調査を実施し、その結果を公表しました。サマリーは以下の通り。
・半数以上の若手社員が業務支援を「してもらっている」と実感一方、5人に1人の新人は「全くしてもらっていない」と回答
・業務支援をしてくれる相手は「同じグループ・チームの先輩」がトップ
・業務支援内容については、職種・業界・社会人としてのマインド・知識・スキルへの支援が手厚い結果となる
・業務支援があると「安心」「感謝」「成長のために頑張ろう」とポジティブに捉える傾向
・苦手業務へのアサインは、成長意欲が高まる結果
より詳細な内容とすると、
「職種における必要なマインド・知識・スキル」への支援として例えば、営業職の場合は提案力や傾聴力など、企画職の場合は市場分析力やプレゼン力など、職種ごとに求められるマインド・知識・スキルに対する支援のこと。この支援を受けた若手社員は、「安心した」(44.8%)、「感謝の気持ちを抱いた」(42.5%)、「成長のために頑張ろうと思った」(31.7%)とポジティブな気持ちを抱く傾向にありました。
「業務遂行におけるルールや段取り」への支援については、業務を遂行する上で指定されている順序や作業手順の方法などをレクチャーしてもらう支援のこと。この支援をもらっている若手社員は、「安心した」と回答する割合が半数以上いる結果となり、この割合は他の支援内容と比べて最も高い割合となりました。次に、「感謝の気持ちを抱いた」(45.7%)、「成長のために頑張ろうと思った」(26.4%)が続きました。
「業務アサイン」への支援については、上司や先輩から特定のタスクや役割を割り当てることを指し、意図的に未経験業務や、得意・苦手業務などを割り当てることで、成長を促すことを指します。このようなアサインに対してどのような捉え方をしているかを見ていくと、
・「未経験業務」へのアサインでは、「安心した」と回答する割合が最も高く49.2%となりました。次に、「感謝の気持ちを抱いた」(43.7%)、
・「成長のために頑張ろうと思った」(31.0%)と続きました。
・「得意業務」へのアサインでは、「感謝の気持ちを抱いた」が46.3%となり、次に「安心した」(41.1%)、「成長のために頑張ろうと思った」(36.8%)と続きました。
・「苦手業務」へのアサインでは、「成長のために頑張ろうと思った」(45.4%)、「感謝の気持ちを抱いた」「安心した」が41.2%と同等の割合となりました。
少数ではありますが、業務のアサインにより「モチベーションが下がった」とネガティブに捉えている若手社員も一定数いることも分かります。若手社員の教育・定着はどの会社も大きな課題だと思いますが、苦手な分野に対してどう接するかも非常に頭を悩ませますね。日々改善、向き合いながら教育を実施することはいつの時代も必要なことかもしれません。新入社員研修をご活用ください!
*https://synergy-management.co.jp/new_employee_training2025/
【編集後記】
今年の箱根駅伝は福井県出身者が3名ほど走っていました。卒業後、地元に戻ってアナウンサーになる方もいらっしゃりなんだか嬉しい気持ちになります。ここ数年、涙腺が弱くなっています。