新入社員意識調査2022 Vol.2
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。夏の甲子園、慶応が107年ぶりに優勝しましたね。仙台育英との決勝戦は見どころ満載で、仙台育英の須江監督や慶応の森林監督の試合終了後のインタビューが印象的でした。「人生は敗者復活」「高校野球の新たな可能性、多様性」など結果によって変わるべき未来があります。ひたむきな高校野球球児の姿や応援している関係者の皆様、やはり高校野球は素晴らしい。(個人的にですが)
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株式会社マイナビが2023年に新卒入社した男女800名を対象に行った「新入社員の意識調査」で新入社員の将来への危機感や勤続傾向についての結果を発表しました。サマリーは以下の通り。
・「今の会社」「今の仕事」が20年以上あると思う人は半数にとどまる。DXや生成系AIなどの影響か「IT」「経理・事務・企画」などの職種で3割が「10年以内に仕事がなくなると思う」
・新入社員の約半数が10年以内に退職予定。3年以内の退職意向者は男性18.3%、女性は30.0%。女性はライフステージの変化に備え早めのキャリア形成を視野に
・月収別に勤続意向年数を見ると、月収18万円以下では「3年以内」が36.7%で最も多く、月収22万円~24万円台では「10年以上」が37.1%で最多となり、月収が勤続意向年数に影響
詳しく見ていくと、新入社員に対して、「今の会社が何年後まであると思うか」については、
1位:「20年以上」は49.9%
2位:「わからない」22.8%
3位:「10~20年後くらい」22.4%
となりました。約半数が20年以上は存続すると回答しています。職種別に見ると、「IT」「技能工・物流・配送」「経理・事務・企画」などでは「10年以下」が3割を超えました。DXや生成AIの出現をはじめ、社会が変化していくなかで今後も同じように働き続けることができるのか、不安を感じている様子が見えると分析しています。
一方「医療・福祉・教育」では「20年以上」が66.4%と、全体平均よりも25.9ポイント高い結果となり、少子高齢化の影響もあり今後も継続してニーズがあると感じているようです。
また、新入社員の勤続意向年数は「3年以内」が24.1%、「10年以内」では49.1%となり、男女別に勤続意向年数をみると「3年以内」と答えたのは、
・男性・・・18.3%、
・女性・・・30.0%
でした。キャリアパスや将来どうなりたいかを自社内で話し合うことが出来れば、この状況は少し変わるかもしれませんね。また、10年以内に離職を考えている人に今の会社で働き続けない理由を聞くと、「ライフステージに合わせて働き方を変えたい」が男性が20.9%に対し女性が41.6%と約2倍の結果となり、出産など自身の環境変化への対応差が感じられました。ライフステージに合わせてどのようなキャリアを積んでいくのかは非常に大事な所。そういった点でもキャリアパスの明確化は必要な取り組みですね。
なお、現在の月収別に勤続意向年数をみると、「月収18万円以下」では「3年以内」が36.7%で最多。「月収22万円~24万円台」では、「10年以上」が37.1%で最も多く、給与が勤続意向に一定の影響を与えています。
物価上昇や賃上げなど企業を取り巻く環境は厳しい部分がありますが、自社の文化を大事にしながら、最近の傾向を掴んでおくことも大事な人事戦略です。ぜひ人事評価制度の導入、見直しに【ミライズ】をご活用ください。社員のスキルアップや定着にも役立ちます!
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シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾
【編集後記】
慶応の応援団のパワーが凄いとネットで盛り上がっています。私も甲子園に行って慶応戦を見ましたが、応援の大きさに圧倒されました。。。いいなあと(笑)