大学生に聞く働きたい組織の特徴

おはようございます。福井の社会保険労務士　北出慎吾です。8月から9月にかけ、各地で台風が発生しています。9月は台風が多い季節とはいえ、災害などにも影響するため、やはり気になりますね。沖縄ではバスケのワールドカップも開催されています。自力でのパリオリンピック出場を目指してあと2勝！

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株式会社リクルートが2024年3月卒業予定の大学4年生、大学院2年生を対象に「働きたい組織の特徴」のアンケートを行い、その結果を発表しました。「働きたい組織の特徴」について、「経営スタイル」「貢献と報酬の関係」「成長スタイル」「ワークスタイル」「コミュニケーションスタイル」という5つの観点に分類し、全29項目にわたり、項目毎にAとBの対立意見のどちらの考えに近いかで学生の「働きたい組織の特徴」を見ています。今回を含め、2回に分けてお伝えします。
まず、今回は、
「経営スタイル」について
●項目1
「A：歴史や伝統がある企業である」「B：若く新しい企業である」「B（24.6％）」よりも「A（75.4％）」 の支持率が高い。
●項目2
「A：安定し確実な事業成長を目指している」「B：リスクをとり、チャレンジングな事業成長を目指している」「B（12.8％）」よりも「A（87.2％）」の支持率が高い。
●項目4
「A：意思決定の際は、迅速性よりも正確性を重視する」「B：意思決定の際は、正確性よりも迅速性を重視する」「B（19.2％）」よりも「A（80.8％）」の支持率が高い。
●項目6
「A：幅広い顧客と関係を築いている」「B：特定の顧客と深い関係を築いている」「B（25.4％）」よりも「A（74.6％）」の支持率が高い。
経営スタイルとして安定か成長かという視点、どのお客様をターゲットにしているかという点などは企業の戦略にも大きく影響します。

「貢献と報酬の関係」について
●項目8
「A：給与は高いが、個人間で待遇に大きく差がついたり、降格になったりする可能性は大きい」「B：給与は低いが、個人間で待遇に大きく差がついたり、降格になったりする可能性は小さい」「A（45.8％）」より「B（54.2％）」の支持率が高いものの、「A」も4割半ばと比較的高い。
●項目9
「A：評価の良し悪しによって給与が大きく変化する」「B：評価の良し悪しによって給与があまり変化せず、安定的な収入が得られる」「A（34.4％）」よりも「B（65.6％）」の支持率が高い。
●項目10
「A：個人の生活をサポートする制度（休暇制度や各種手当など）はないが、給与は高い」「B：個人の生活をサポートする制度（休暇制度や各種手当など）を充実させる代わりに、給与は低い」「A（30.8％）」よりも「B（69.2％）」の支持率が高い。
●項目11
「A：入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」「B：入社直後から高めの給与をもらえるが、長く勤め続けてもあまり給与が増えない」「B（27.0％）」よりも「A（73.0％）」の支持率が高い。
貢献と報酬の関係に関してはほぼ想定通りの回答ですが、給与が低くても良いという回答も給与の程度にもよりますので、業界やその年相応の給与の金額の提示は必要です。

次回は、「成長スタイル」「ワークスタイル」「コミュニケーションスタイル」についてお伝えします。ぜひ人事評価制度の導入、見直しに【ミライズ】をご活用ください。社員のスキルアップや定着にも役立ちます！
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シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾

【編集後記】
バスケのワールドカップ、一次リーグ日本はアジア勢で1勝をあげています。残り2勝すれば、アジア勢1位は確実。パリオリンピックに出場すれば楽しみは増えますね。