年収の壁に「支援強化パッケージ」
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。夏の甲子園大会が始まっています。今年は、毎試合5回終了時にクーリングタイムとして10分間、水分や体を冷やす取り組みを行っているようで、熱中症対策にも力を入れています。思い切ったプレーができるように環境を整えることも我々大人たちの大事な役割ですね。仕事も同じようなことが言えるなあと日々実感しています。
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先日、日経新聞にストックホルム大学教授のコラムが載っていました。ご存知の通り、スウェーデンは先進国の中でもジェンダーなどの取り組みが進んでいます。記事には職場環境に対する日本への提言がなされていました。「日本の社会は礼儀と敬意を重んじる。」「日本は自国に根付いた敬意の文化を生かして、セクシュアルハラスメントという第一義的に敬意を欠く行為を一掃することができる」とした上で、「他人に敬意を払う職場は企業の生産性を高め成功に導く重要な要素として、組織心理学の主な理論モデルとして頑張って働くことは他人からの評価を伴う時には心地よく感じられる。逆に苦労の多い仕事に肯定的な評価や激励が得られないと、ストレスや健康障害につながりかねない。自己決定理論でも同じ結論が得られる。良好な人間関係が築かれた職場では、各人がやりがいを感じて生き生きと働くようになる。」と紹介されています。
また、「ハラスメントの被害者が自身の経験を誰かに打ち明けることはめったにないし、否定的な反応を恐れるあまり、公表などまずしない。その一方で、ハラスメントを目の当たりにし、介入してやめさせ、敬意に満ちた職場環境をつくることができたはずの傍観者、その時に行動を起こせばよかった傍観者が批判されることはほとんどない。結局のところ悪が勝利するために唯一必要なのは、善良な人が何もしないことなのだ。では傍観者は何をすべきなのか。この問いに答えるのは容易でもあれば難しくもある。管理職や直属の上司には、職場環境に注意を払い、どのような言動が許されるか、また望ましいかを周知して敬意に満ちた職場を形成する義務がある。一方、同僚にはより直接的に関与する役割が求められる。同じ職場の人間が敬意を欠く言動をした時に、言葉や行動で賛同できない旨を表明するといったことだ。また管理職によるハラスメントに悩む女性の同僚を励まし支える役割も果たせるはずだ。」
記事は女性に関して紹介されていますが、昨今は男性も女性も関係なくハラスメントが行われる可能性があります。昨今のコンプライアンスや企業倫理など組織として取り組むことは多くありますが、働きやすい職場環境をつくるのは、トップや管理職の役目。
・良好な人兼関係の職場は働く意欲を高める
・管理職や上司は職場環境に注意を払う
・傍観者ではなく「ノー」を言えること
私も含めて自分のことは見えない部分があるため、改めて認識する必要がありますね。良い職場環境づくりのために。ぜひ人事評価制度の導入、見直しに【ミライズ】をご活用ください。社員のスキルアップや定着にも役立ちます!
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シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾
【編集後記】
今年から甲子園のベンチ入りメンバーが18名から20名に増加しました。選手の体調や健康を第一に考えた結果、増員する決定を下しました。色々と改善していく。いいことですね。